1.7_自己満足
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「お待たせ致しました
話したい者全員と話すことができました
このような機会をくださったこと、心より感謝申し上げます」
思ったより話し込みすぎた気はするけど、家族全員と話すことができた
どうやら私が死んでから数日しか経ってなかったらしく、みんなまだ気持ちの整理がついてなさそうだった
なんで火事が起きたのかはまだわかっていないらしいけど、どうやら私の部屋は完全に燃え尽きたらしい
だから、私の部屋から出てきたのは炭ばかりだったようだ
遺留品と呼べるものは何も残っていなかったらしい
私の体も私だと判別ができないほどひどい状態だったらしい
こんな感じの話を泣きつかれながらひたすら聞かされたから、なんというか、改めて自分が死んだんだなと思った
でも、別れの言葉は伝えられたし、悪い死ではなくなったと思
『随分と早いな』
完全に一人思考の世界に入り浸っていた
鷹たちに見られていたんだっ
『まあいい
ではこれからオメーを俺様たちの世界に飛ばす
さっきも言ったが、オメーの記憶の中にある文明を伝えて、奴らにもっと面白い生き方をさせろ』
ああ、そういえば賭けをしているとか言っていたっ
『基本的に俺様たちはオメーには干渉しない
だが、能力は必要以上に鍛えるんじゃねーぞ
それ以外は好きに生きてろ』
わざわざもう1回言ってくれるなんて親切なこった
「はい、かしこまりました
ここまで丁寧な対応をしていただき、誠にありがとうございます
必ずやあなた方との約束は守らせていた」