3.33_人類統合
「あぁ、そういえばそんな感じでしたね
あまり記憶はいい方ではないので、細かいところか結構忘れていました
ヨドさん、よく覚えてましたね」
『敬称は外してくださって構いませんよ、神の御使様
あても部族の連中から聞いた話が多いんで、ホントかはわからんですが』
「あぁ、ヨドさんら武器職人は急展開でびっくりしたって言ってたっけ?」
『はい、あてらの部族はメムさんが長ですが、狩人の連中も結構権力を持ってて未伸人達はきっと連中共の言葉を真に受けてカナン村を襲ったんだと思います』
「武器職人はそんな権力を持ってないの?」
『はい、あてらは長であるメムさんに従っとりますが、力は持っとるわけではないんです
あてらは安定した暮らしと職人ができる環境さえあればいいんで』
ふーん、一枚岩ではないんだな
まぁ、一枚岩になり得るとしたら、メムさんの独裁国家じゃないといけないから厳し
『おい、ツァデ!
さっさとあれ持ってこいや!』
『今やってるよ!』
うゎー、カナン村を襲撃した張本人とはいえ可哀想
完全にパシリ扱いされてて人権が失われてるもんな
それにしてもヨドさん、器用だな
話に意識の9割持ってってるようにしか見えないのに、家?がどんどん完成してく
見てすらいないのに木やらなんやらが家の形になってくのはホントすご
『神の御使様!
すみませんが、こっちも見ていただいていいですか?』
「あ、ナースさん!
わかりました
ではヨドさん、また」
『はい、お話ありがとうございました』
ナースさんが来たってことは、カナン村の防衛体制についてかな?
前回どこまで話したっけ?
まぁ聞けばいいか
いやー、それにしても数日前はホントにどうなることか不安だったけど、カナン村のみんなと元?フェニキア部族の方々が協力できてるようでよかった
フェニキア部族の方々が急にカナン村に住むことになってしまってどうなることか不安で仕方なかったけど、なんだかんだカナン村のみんなは意外にもすんなり受け入れてくれたし、たった数日でフェニキア部族の方々もカナン村の一員として馴染んでるみたいで安心安心
まぁフェニキア部族の未伸人達と狩人らはメムさんの尻に敷かれてるような感じだけど、未伸人達は未伸人達で仲良くしあってるし、狩人は狩人同士つるんでるっぽい
もちろん職人さんは職人さんと仲良くしあってるし
研究者の皆さんは、まぁなんていうか、ドンマイ
この場所にいる人類は全員ここに集まったっぽいし、みんなを守って、彼らの生活を発展させられるよう、神の使いの名に恥じぬようがんばろ!




