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ミキュー歴史報告書_人間界  作者: 鈴木蓮
ミキュー到達前
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1.5_能力不穏

"あらゆる情報を操る"

こんなを持っている人がいたら絶対に誰もそいつに勝てないと思う

例えば、"何でも切れる刀"を無尽蔵に生み出すことだってできるし、物体の動きという情報を操れば小石が弾丸に変貌する

でも、戦いだけじゃなくても色々と使い道はきっとある

頭の中のイメージを正確に相手に伝えることだってできる

きっと鷹たちがいってた文明の発展にもめっちゃ役立つ

そして何より、この能力を持っていれば、きっとどんな目にあっても私が生きたいように生きることができる!




あれ?

なんか鷹たちずっと黙ってるんだけど、どうしたのかな?

ちゃんと欲しい能力を伝えたはずなんだけど

なんかあったかな?

沈黙はあまりにも怖いんだけ


『〇〇の能力とそっくりだね、こりゃ』



ようやく声が聞こえた

というか、さっきもそうだけど、時々鷹たちが何言ってるかわからないことがあるんだよね

なんと表現すべきか、言葉は耳には伝達されるのに脳には伝達されないっていう感じかな?

なんでか


『食い殺したほうがいいか?いいよな?』

『面白いではありませんか

 こちらの者が〇〇にどれだけ近づくのかを賭けるのもまた一興ではありませんこと?』

『えー、でも戦いはもう嫌だよー』

『お前ら、いつまでこいつに時間を割くつもりだ!

 さっさと求める能力をくれてやって、さっさと飛ばせ!』

『だから、そういうわけにはいかないんじゃないの?』

『いや、これは〇〇との契約に関わる

 違えたら我ら〇〇とてどうなるかわからんぞ』




状況はよくわからないけど、どうやら私が求めた能力はだいぶ特殊なものらしい

鷹たちは今もやいやい言い合ってる




『オメーの欲しい能力はやる

 だが、警告する

 能力は必要以上に鍛えないことだ

 我ら全員と敵対したくなければな』


待ーちくたびれたよ

話し合いがまとまったらしく、ようやく声がかけられた

最後の警告が不穏だけど、まあ能力はちゃんとくれるみたいだしいか

まあ、自由に生きることはできそうだしどうでもい


『オメーを飛ばす前に地球にいる奴らと夢経由で話すこともできるがどーする?』

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