1.1_初接触
あれ、ここどこ?
何この白い空間?
あー、もしかしてここが天国への入り口ってやつ?
この純白さ的に、ありえなくはない気がすんだけど
もしここが地獄への入り口だったら、この空間を真っ白にした奴、相当性格悪いな
地獄への入り口にはこわーい番犬がいるって相場が決ま
「がっ...!」
痛い!
急に頭が痛い!
知恵熱!?
痛い!
いや、そんな優しくない!
痛い!
痛い!
痛い!
痛い!
痛い!
痛い!
痛い!
痛い!
痛い!
痛い!
痛い!
痛い!
痛い!
痛い!
痛い!
痛い!
痛い!
痛い!
痛い!
痛い!
痛い!
だいぶ痛みがマシになってきた
なんだろ、今の痛み?
頭をフル稼働させた時に襲われる、あの独特な感じの頭痛に似てるけど、ホントにその比じゃない痛みだった
痛みの度合いだけでいうなら、小指を机の角にぶつけてしまった時の痛みの100倍?
あー、相変わらず痛い
頭がぐわんぐわんいってる気がする
耳鳴りも聞こえるけど、大丈夫かな?
うーん、この痛みが何に起因するのかはわからないけど、この空間をもう1回見てみよ
今の痛みに関係する何かがあるかもしれない
よいっしょ、一旦起きあが
『おい、起きたぞ』
『おい、賭けは俺の大負けじゃねーだろうな!?』
『前回呼んだ方は悲鳴をあげながら、のたうち回ってくださって、非常に見応えがありましたのに』
『君の変態癖だけは羨めないよ』
『うるさい、寝させて』
『ねぇ、これ食っていい?』
え?
『いい加減にしろ、お前ら
いつまで時間を無駄にするつもりだ』
え?
どういうこと?
え?
『どうやらちゃんと記憶が入ったようだな』
この声は何を言っているのだろう?
私は私だし、何を当然のことを言っ
『質問は?1回だけ答えたる』