2.5_常識獲得
『この世界はミキューと呼ばれており、人類は神のご加護のもと生きております
人類のみが神のご加護をいただいているのは、人類はミキューにおいて最も弱い生き物だからでございます
ミキューにいる人類以外の生物、わらたちは魔物と呼びますが、は人類を捕食します
人類のみでは魔物の脅威から逃れることができないため、神は地球の人類をミキューに召喚してくださいます
それこそが主たるご加護の恩恵でございます
この召喚された者を、神の御使様と呼んでおります
そして、神の御使様は、先ほども申し上げました通り、わらたちの暮らしを非常に発展させてくださるのみならず、魔物から土地を奪還し、わらたちの生活圏を拡大してくださったと伝承には残されております』
「なるほど、よくわかりました
次に神の使いとはなんですか?
何度もミキューに召喚されていますか?」
『いえ、伝承に残されている限り、神の御使様がミキューにいらっしゃったのは1度きりで、いらっしゃったのは、確か75000日程度前のことだったと思います
そのため、神の御使様についてわらたちも知っていることは少ないです
しかし、以前いらっしゃった神の御使様は、我々は持ち得ない人智を超えた能力を持っていたそうです
残念ながら、その能力の詳細は伝承に残されておりませんが』
うん、ごめん
それどころじゃない!
きっと以前の召喚者も2度びっくりしたんだろうなー
だって、無性なんだもん!
話を聞きながらふと股間がツルツルに思えてしまって、思わず目視したらなーんもない!
穴が一つもない!
小便とか大便とかどーすりゃいいのさ?
はー
叫ばなかったことを誰か褒めて欲しい、ホントに
うーん、気持ーち自己評価における変態レベルがすこーしだけ減少したけど
常識人として、服は着た
『神の御使様?』
「あ、失礼
以前の神の使いはどうやって君たちの生活を改善したのですか?」
『以前の神の御使様は水を使って物を動かす方法を遺してくださいました』
「うん?水車みたいな?」
『いえ、水を熱してできるガスを使って物を動かす方法です』
水を熱してできるガスを使って物を動かす方法?
水を熱してできるガスって水蒸気?
あー、蒸気機関のことか?
今から200年前といえば1800年ごろでちょうど産業革命の時期だったよな?
うん、矛盾は生じないな
あれ、ということは、ミキューでも1日=24時間なのかな?
まあ、そこはどうでもいいか
この世界に神の存在が公認の事実である時点で地球の理から外れてるわけだし
重要なことは
「なるほど
じゃあ、私はきっとみなさんの生活を100倍以上は発展させられると思いますよ」




