4.23γ_能力乱用
召喚日から約23.D日目、住居村外にて記録された召喚者のログ
※地球の時間定義と合わせ、日数の小数点以下のみ24進数表記
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よしっ、とりあえずこの2人は問題ないからさっさともう1人を追っかけよ
移動中の相手に向かって瞬間移動したことないけど、あのスピードだと一瞬だけ大体同じ座標に移動しても私の方が追いつけなくなってしまうからなぁ
んー、どうしよ?
1. 私の体力が尽きないようにする
できるかもしれないけど、正直とっかかりがないし、仮にできたとしても|走ることは好きじゃない《学校時代の持久走とか大っ嫌いだったなぁ》から結構最終手段かなぁ
2. 瞬間移動した瞬間から彼の平均速度で私自身が飛ぶ
ナシじゃあないけど、彼がスピード変更したり行き止まりで詰むから却下
3. 私自身の水平方向への移動を彼のそれと一致させる
まぁ結構アリだけど、具体的なイメージがあ
って言うか、彼をここに移動させてくればよくないか?
うん、そうすりゃ万事解決じゃん!
私天才!
|えーっと《私以外を瞬間移動させるの不安だけど気にしたら負け!》、ほいっと
あ、ヤッベ
あんな速度で移動してた彼をここに瞬間移動させたら壁に激突するしかないってことを完全に忘れてた
『ヒュー、ヒュイ』
「えーっと、ちょっ」
『ピュイピュールヒュルル、フーー』
うゎー、相変わらず何言ってんか分かんないけど、怒ってんだろうなってことだけは今はよーくわかる
ちょいちょいちょい!
意思疎通をするからちょっと待って、っと
[えーっと、これで何言ってるかわ]
[テメー、何してくれてんだ!?せっかくテトの仇の元に近づいてたってのに!]
[ちょっとおちつ]
[落ち着けるもんかよ!テメーが邪魔したせいで仇から遠ざかるし、テトの亡遺(端的にいうと霊のこと)がこの世界に囚われっぱなしになっちまうだろうがよ!]
[ごめんって]
[ごめん、だと!?ごめんで済むなら地獄はいらねーだろーが!]
[でもアヴァルの元に辿り着いたとて]
[とてなんですか!?わーがこんなとこで時間を使ってっとテトのやつがわーの守護霊になれない!そうしなけ]
[|ちょっと落ち着け!《カナン村でのアヴァルの戦闘シーンを共有!》]
[ば!?これは?]
[今のカナン村の状況だよ。アヴァルが君にとって討つべき仇なのはよく分かったけどさ、落ち着かないと勝てる戦いも勝てなくなるよ。少なくともアヴァルは無策で突っ込んだら訳もわかんないまま死ぬしかないよ]
[いや、あの]
[言いたいことはわかるよ。確かに私は今はアヴァルに対する有効策を確かに見出せてるわけではない。でも絶対に勝つから落ち着いて待ってて]
[いや、だから]
[なんだい?まだ疑問に思うことでも?聞いてごらん]
[あの、とりあえずまずはなんであんたがこんなたくさんいるんだ?]
[あ]




