4.22α,β,γ_魔物不勝
召喚日から約23.D日目、住居村付近にて記録された召喚者のログ
※地球の時間定義と合わせ、日数の小数点以下のみ24進数表記
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えー、ホントに笑えないじゃん
何してくれてんのさ?
「どーすりゃぁいいと思う、あれ?」
「君に思い付かないことを私が思いつくわけないでしょ
同一存在なんだし」
「でもどーにかしないと不味くない?」
「そーなんだよねぇ
でも、思い付かん」
「じゃあ、1回状況整理する?」
「何度目の状況整理だよ?
いいね」
「まず、メムさんから聞いていたアヴァルの能力は幻影」
「なあ、一応聞くけどあれがアヴァルじゃない別の魔物だっていう可能性はないのか?」
「全然あり得るけど、少なくとも見た目を騙してきたって意味でアヴァルの可能性が一番濃厚でしょ
ただまぁあれも幻影かは不明だけど」
「そーなんだよなぁ
1. まずは覚醒前
この時の攻撃手段は足か口を使ったもので、視覚情報では捉えることは不可能だったけど振動での感知は可能だった
タイマンで対処するのはほぼ不可能だったけど、数の暴力で優勢に進めてた
ただしここまでは子アヴァルしか戦ってなかった
そして
2. 親アヴァルが動き出した
その瞬間、振動を一切発生させることなく、親アヴァルの大量出現と直前まで囲んでボコってた子アヴァルの消滅、そして子アヴァルの周囲にいた私全員の消滅
最初はあった数の優位性は失われて、こっちが一方的にボコられる羽目になった
そして以心伝心が可能になって斬撃より打撃の方が有効だということがわかったから、フルボッコしようとした矢先、実体のある幽霊かのようになって、こっちの攻撃は通らないくせに向こうの攻撃は通る状況になってしまった、と」
「一応確認しとくけど、あれってちゃんと"存在"してんだよね?」
「流石に2人とも聞き間違えてることはないでしょ」
[おい!この"視覚"情報、正しいんだよな!?]
[ムカつくがこいつにだけ間違ぐゎ]
[なんでこいつだけさゎ]
[分身100追加!]
[なんかどんどん一発一発のせいどゎ!?]
[距離をあけぇ]
「ね?」
「ただの一瞬も光明が差さなかったな」
「とは言ってもさ、どうしようもないでしょ、これ
向こうの能力の詳細が一切わかんないくせにこっちは手札を出し切ってる
▲3一と ▲持駒 飛2つ、 △4二歩 △2二玉 △1二香
としか表現できないじゃん」
「ややこしい言うんじゃねーよ
でもまぁその通りだな
△の私たちは将棋のルールから外れないと詰み盤面から勝ちようがない」
「でもさぁ、真面目にどうやってカナンむ」
[おーい!]




