4.19α,β,γ_意識共有
召喚日から約23.D日目、住居村内にて記録された召喚者のログ
※地球の時間定義と合わせ、日数の小数点以下のみ24進数表記
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「ん?
え、どした?」
「いやー、詰み盤面を1番ちゃんと把握してるのは君かと思ってね」
「え、怖
私ってそんな分かりやすい?」
「まぁ私だからね
ってそれより、詰み盤面にか細い光明があるかもしれないけど、興味ある?」
「なんだよ、それ!?
是が非でも縋りたいねぇ」
「分身担当の私が私専用の電話作成に成功した
まだせ」
「電話!?
今すぐその記憶をくれ!」
「怖い怖いって!
ちょっと落ち着いてって」
「おー、なるほどなぁ
よく考えたもんだな、これ」
「それな
上手いことやればフェニキア部族の連中と話せるようになるよな?」
「確かにな
でもまずは」
「ん
あれをなんとかしないとだな」
[電話の使い方に関する記憶と"戦った感想や違和感とかあれば私がいる場所に自身の場所と共に伝えよ"と認識範囲内にいる私全員に伝達っと]
よし、多分ちゃんと伝わったはず
まぁ隣にいる私にちゃんと伝わってるじ
[うゎ、キモ!]
[あー、これでいいんか?]
[これすげーな!]
[指示出しとか意思疎通がだいぶやりやすくなった!]
[勝ち筋が全く分からない]
[さっきから切断を何度か試してんだけど、1回も成功しねー]
[腕力の問題と言われればそれまでだけど、岩を殴ってるようにしか思えねぇ]
[っていうかこいつら、柔らかい部位が目くらいしかねー気がする]
[肉球っぽいものはないことは確認済み]
[あ、こっちもそれは確認した。死んだけど]
[腹の方も切断しようとしたけど、毛が一本も生えてないくせに切れなかった]
[皮膚が頑丈なのか?]
[分からん。そもそも切断だって試した回数自体が少ないし]
[目以外に弱点になりそーなところはないの?]
[口とかはワンチャンと思って試したけどさ、切れんかったよ]
[鼻も殴ってみたけどこっちも効果なしだった]
[うーん、人間ならほっぺとか殴れば隙の1つや2つくらいできそうだけど]
[っていうかそれやればいいじゃん!]
[あ、そうじゃん!]
[いくらでも小さい私を作れたならいくらでも大きい私を作れない通理はない!]
[全員巨大化だ!]
[おー、このサイズになれば勝てそうな気がしてくるな]
[なぁ、もっと巨大化すればいいんじゃねーの?]
[馬鹿かお前。そんなんして、地盤沈下とか起きたらどうすんだ?]
[この世界の地下について知ってることが少なすぎる]
[少なくとも地球でアヴァルが普通の狐に思えるくらいのサイズにまで巨大化したら富士山以上の高さになるぞ、多分]
[あー、はいはい。すみませんでした!]
[おい、これいいぞ!切断はやっぱ聞いてる感じがしねーけど、打撃が有効になってきてる]
[とにかく殴れ!]
[...[おう!]...]
[まぁ流石にこれで打撃を無視してきたら無理す!?]
[...[は!?]...]
[...[え!?]...]
[おいおい、嘘だろ!?]
[なーんで打撃が通りぬけてんだ!?]
[打撃だけじゃねー!奴の体を掴むことすらできなくなった!]
[...[は!?]...]
[...[嘘だろ!?]...]
[マズいなー、マジじゃん]
[え、じゃあ何?奴は幽霊になったってことかい?]
[そんな単純じゃねーぞ!]
[向こうはこっちに干渉してきやがる!]
[は!?チートだろ、それ!?]
[おいおい、最悪じゃねーか。か細い光明の先が更なる暗闇だったとか笑えねーぞ]




