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喋るスマホと私  作者: 「」
6/6

出会う

 ――デクタがいなくなってから数ヶ月ほどが経った。

 あれから不器用ながらも学校生活を過ごしている。

 やはり完璧とまではいかないが、できる限り頑張ってはいる。

 

 友達も増えたし、勉強もテストで上位を取れるようになった。

 部活で撮った写真は好評でコンテストに入賞もできた。

 どれもこれも一番じゃないけど、これでいい。

 今ならわかる、これも私なのだ。


 今日は部活が休みなので早めに帰れる。

 午前中に雨が降っていたが、すっかり晴れて水溜まりがあちこちにできている。

 最近勉強や部活動ばかりで疲れていたので、久しぶりの午後の休みに家で何をしようかと帰宅しながら考えていた。


「(……誰だろう)」


 

 家から少し離れた脇道、白衣を着た背の高い男が立っている。

 明らかに違和感を感じて通り過ぎようとした。

 ただその場所は覚えている。

 忘れるわけない。

 その場所は。

 

 「浮かない顔してんな」


 その言葉に私はその男に駆け寄って抱きつく。


「おいおい、危ないだろそんな見ず知らずの人間に」

「ううん。知らなくない。知らなくないよ……!」


 晴れている空から雨がポツポツと降り始めた。

 天泣だ。


「おかえり、デクタ。ありがとう」

「……ああ。ただいま。なき」

 

 きっとこの後虹がかかるだろう。

最後までお読み頂きありがとうございました!


少しここらでおまけの情報を。


デクタですが、なんで『スマホ』になることを選んだのかはもっと詳しい理由があったりします。なんせ同期にスマホが居たもんですから。


なきは自分では気づいてませんが、結構ハイスペックです。なお胸は。これ以上は辞めときます。


後日談はおまけとして書けたらと思いますね。


最後に。

皆さんには喋るスマホじゃなくても、側に居てくれる大切な存在がきっといます。スマホのように当たり前にポケットに入ってる存在を大切にして下さいね。


では!皆さんに繋がりの虹が掛かることをお祈りしてます!


「」

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