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王太子宮 密談~三つ目の問題点~

「では、陛下。

 貴族位のはく奪の撤回は叶わないのでしょうか?」

「してあげたいのはやまやまだが。

 貴族位の扱いは王家の権利だ。

 例え、王息だとしても一度出た命令が過ちであったというのは問題なんだ。」

「諦めろと?」

「卿も理解しているであろ?

 撤回なんてしたら、一番困るのは君たち貴族ではないのかね?」

王太子陛下の言葉を聞き、ぐっと苦い顔をマジェンタ卿はした。

それを認めた王太子陛下は

「撤回は出来ないが、復権は行える。

 何かしらの功績があればもう一度戻れるさ。」

「・・・・それで?」

「遅くても3年。出来れば来年には処理したい案件なんだけど

 マジェンタ嬢次第かな。武勲の方が手っ取り早いけど

 内政のだと時間かかるからな・・・そうだったよね?ロシュ」

「そうですね・・。

 武勲なら、村一つをワイバーンの餌にして討伐ですか。

 村を1から造るとなると時間掛かりますが、今ある村を潰すなら1年あれば。

 内政だと、疫病改善ですかね。どんな病気が良いでしょうか?

 後2年程研究を続ければ特効薬が造られそうな案件は・・・2件程ありそうです。」

「まあ、そんな訳で、1、2年の猶予があればなんとかなるんだけど。」

「その猶予が問題・・と。いう訳ですな。」

ふむ。と俺からしたらかなり無茶苦茶な内容なのに納得しているマジェンダ卿に

賛同するように坊ちゃんが続ける。

「はい。

 少なくとも王家からのはく奪です。

 市民としての登録は何も無ければ却下されるでしょう。

 さらに、領民として所属するにしても、

 王家からの報復を恐れて何処も許可はされないはずです。」

「何処にも所属が無ければ山賊と一緒。

 海外に逃がすおつもりですか?

 それとも、いっそのこと奴隷にでもするおつもりで?」

「いやいや。海外に行っちゃったら戻ってこれないでしょ?

 それに身の保障も無くなっちゃうよ?

 後ろ盾ないんだし。

 奴隷だって、功績が稼げなくなっちゃうじゃない。

 奴隷の功績は主人の功績。

 どっちも復権なんてできなくなっちゃう。」

「では、どうするおつもりで?」

「うん。そのためのジャスタン君だ。」


へ?俺?


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