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王太子宮 密談~一つ目の問題点~

「ドゥワーヌ男爵って何処所属の男爵位なんですか?」

そう俺が質問を投げると

王太子陛下は困った顔をして坊ちゃんを見る。

坊ちゃんは、恥ずかしそうに顔を伏せている。

ベルナデット様とマジェンタ様は、何言っているだ?という顔で此方を見ていた。

ベルナデット様が少し困惑した顔で、言葉で選びつつ

「学院で習ったかと思っていたのですけれども・・・」

そう尋ねてくる。

なので俺が

「ええ。習う前なら疑問を覚えなかったのですが。」

そうかえすと、ますます困った子を見る目で此方を見た。


その様子をみていた王太子陛下が仕方ないなという顔で、ベルナデット様の後を引き継いでくれるよう。

そして

「そうか。

 まあ、分からないならショウガナイね。

 この僕が教えてあげよう。

 ドゥワーヌ男爵はね・・・・・・・」

そこまで言葉を綴ったあと、王太子陛下は呆けた顔をした。

それを見た、坊ちゃん、ベルナデット様、マジェンタ様は助けようと口を開けたが

3人共呆けた顔になる。

暫しの間、無言の時間が過ぎていった・・・・。


§


一番最初に戻ってきたのは王太子陛下だった。

「確かに・・・改めて質問に回答しようとしたが

 ドゥワーヌ男爵という男爵位は、この国にはいないな。」

そういって、紙に何かを書き、机の右側に丸めて立てると、しゅっと紙は消えていった。

「しかし、何故気付かなかったのか・・・いや・・疑問にすら覚えないのは何故なのだろう?」

復活したマジェンタ様も状況をそう確認し始めた。

「問題点2」

それに返答するかのように、坊ちゃんが呟く・・・。

その呟きに王太子陛下は頷くのだった。


「問題点2。王息殿下の体調問題ですな。」

「はい。王息殿下とその周辺の友人は、

 その・・・。

 特定の人物の発言を疑う事無く聞き入れるようになっておりました。

 そして、その者の勧めで薬物に依存しておられます。」

「薬物だと!」

「はい。それも、『陰夢の愛疫』」

「!! ホブゴブリンが好んで使う麻薬ではないか・・・。」

「そうなんだ。強力な催淫と幻覚。思考の散漫を作るやつだね。

 そのうえ、中毒率も高い。」

「・・・それでは、殿下は・・。」

「あー・・。一応外堀から埋めて来てたようでね。

 本丸は最後だったようだ。

 経過次第だけど、まだ戻れるんじゃないかな?

 他は・・・・残念だけど・・。」

「それは、ようございました。

 だからこその問題点1なのですな。」

そう答えるマジェンタ様に、『本当に』と王太子陛下は返した。

そして、坊ちゃんが『本題ですが』と切り出す。

「薬物も問題ですが、今はその前の『特定の人物の発言に疑いが無くなる』点にあります。」

「それは薬物の効果とは別で?」

「はい。

 今回の薬物にはそういう効果は認められていません。」

「では、別の何かということか・・・」


「あのー」


冒険者の宿屋にいると、色々な種族を見る。

そりゃ、人が一番多いけど、エルフもダークエルフもホブゴブリンだっている。

その中で、あの種族はああいうのがあるとか、この種族はここがめんどいとか

色々とあるそうだ。

その中で、それに近い特徴を持つ種族を俺は知っている。


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