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ナイ

図書館での事件から数日が経過し

表向きは平穏だった。


あれから、ベルナデット様は王都のタウンハウスへと戻ったきり

戻ってきていないそうで色々と噂が飛び交っているそうだ。


俺はそういう噂を聞けるような立ち位置ではないので

内容までは知らないけれども・・。


ただ、階段から落ちたのはオフェリア様だとのこと。

今は、レナルド様と其の他数名が護衛しているとのことだった。


さらに数日経つと今まで頻繁に飛び交っていた噂は

不自然な程にピタリと止まった。

さらに給仕が必要な程度の夜会は軒並み中止となり

こじんまりとした夜会ばかりが増えるようになった。


それでも、締めというのは必要なのだそうで・・・。


§


今日の夜会は昨日からの大規模に行われているものだった。

なにせ、暦の上では明日からは冬で、明日からは皆領地に戻るはずだからだ。

中には居残りもいるだろうけど

授業が寒中水泳とか、雪中行軍とか

そういう厳しめで上級生のみの授業しかない。

そのため、来年の春まではほぼほぼ人が居ない状態になる。

最終学年の人から見れば、実質今日が最終日になるみたい。


俺も、今日のコレが終われば明日、マリーさんと一緒に帰る予定だ。

荷造りも一通り終え、

給金でお土産も一応買ったので、今から帰省が楽しみである。

とはいえ、マリーヌも母さんも冬の間はロマーヌ祖母さんの元にいくので逢えないんだけどね。


なんにせよ

この退屈な監視任務を終えるまでの辛抱な訳だ。

入口付近で大きな欠伸をしている衛兵のお姉さんから目を逸らしつつ

 (まあ、見てたの気付かれて衛兵さん真っ赤になってたけど・・・)

大きな、開く事はないであろう扉に視線を移した・・・。


何曲目かの音楽が終わりそうだ。

フロアではダンスの時間なのだろう。

曲が奏でられている間は少し静かになる。

衛兵のお姉さんが居る場所からならフロアは見えるようだけど

奥まった此処からは辛うじて音だけが入ってくる。


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