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そして、帰れと怒られる。

「ねえねえ。ジャスタンくんのお父様って強いの?」

そんな事を考えていると、マリー=セシールが聞いてきた。

「それなりに強いって聞いたけど、なんで?」

「え?だってジャスタンくんを助けに来たんでしょう?

 普通の人なら任せるのに。」

「あー・・・うん。確かにそうだね。

 お父さんは、確か、ベテランの冒険者だったはず。」

「え!?」

その話を聞いたナタンが驚いた顔をしていた

逆に、マリー=セシールはそれが何なのかわかっていない様子だった。

俺もそれがどれくらい凄いかはわかってない。

ただ、お父さんが昔自慢していたのだけは知っている。

「ベテランで凄いの?」

「凄いし、成れる人が少ないんだ。」

「へー・・・」

「分かってないね?

 しょうがないなぁ。

 冒険者ってね、毎年更新しないとライセンスが消えるんだ。

 そして、月間の功績でランクが決まる。

 なんで、更新を止めたらそれまでだし

 功績を挙げた優秀な冒険者なら、国が雇おうと動くんだ。

 だから、有名な冒険者は基本的に騎士になったり爵位を貰ったりするんだよ。」

「へー。たたき上げってやつね。」

「そう・・・なのかな?

 まあいいか・・・

 中には、冒険者を辞めるんだけど、

 功績が高くて、冒険者ギルドには在籍しててほしい人。

 そのうえ、どこの国にも雇われていない人ってのがいるんだ。

 そういう人に冒険者ギルドはベテランの称号を与えて、在籍してもらうんだ。

 何時でも復帰お待ちしてますよってね」

「へー・・・・。なんかすごそうだけど、貰えると得なことあるの?」

「んっと、ライセンス更新が無料で勝手に行われる。

 ベテラン中にやった事でも貢献度が加算される。

 紹介状を書くと、紹介状持ってきた人のギルド登録料が無料になる。

 一家の国家間移動が簡易になる。

 とか、色々だね。」

「思ったり凄かった!そんなお父様が助けに来てくれたなら安心ね。」

「うん。俺もそう思う。」

安心した顔で、ふんわりと微笑むマリー=セシールに俺もそう答えた。

遠くから、会議が終わった後なのだろう、少し疲れている先生が歩いてきた。

こちらを認めた先生が、心配そうに声を掛けてくれる。


「おや?3人ともまだ居たのか。

 もう遅いぞ。

 今日はそのままの恰好で良いから帰りなさい。

 給仕服は明日持ってくれば良いから。

 さ!帰りなさい!」


「「「はーい。すぐ帰ります」」」


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