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学院へ着いて

「ジャスタン!無事だったか。」

「良かった。居なくなって心配したの。」


学院に到着した俺たちは各々散っていった。

お父さんは、門の所で状況の説明を

領主様は、帰る途中だった所を捕まえたらしい侯爵様と一緒に学院長の所へと向かっていった。

二人とも俺に、『今なら警戒が厳しいから大丈夫だろう。今日はもう早く寝るんだ』と言い残して。


そして、停車場の休憩所に戻った俺は、ナタンとマリー=セシールに抱きしめられていた。

夜会は既に終わっていて、殆どの給仕も既に寮へと戻っていた。

最終的な点検時に俺がどこにも居ない為か、数名の先生と生徒が捜索していたそう。


「心配かけたね。」

俺が見つかった所で、探してくれた生徒達は解散となった。

先生達は、この後対策会議があるみたいだったけど。


「本当だよ。ジャスタンが賊に連れ攫われたと聞いた時は、

 もう生きてないんじゃないかと心配してたんだから。」

「お父さんと領主様が助けてくれたんだ。」

「ジャスタンは、ヴィヨレ領か。グリーゼ家の魔法なら助けにいけるね。」

「へぇ。領主様の魔法は有名なんだ。」

「そうさ!光聖継承戦争の英雄譚に、必ずグリーゼ家の魔法は出てくるからね。」

「へー・・・」

 『進め!進め!グリーゼの兵よ!

  進め!進め!踏破を約束されし騎士よ!

  全てを乗り越え全てを踏みしめよ。これは行軍の奉歌なり。

  我は勝利を携えた戦車。グリーゼなり!』

 ってね。」

「凄い歌だね・・・。

 なんか、領主様のご先祖様は勇ましい方だったんだなぁ。」

「へ?ヴィヨレ領だと違うの?」

「え?あー。いや。そんなことないよ?」

「そうだよね!」

と、ナタンは嬉しそうに英雄譚の話をしてくれる。


でもね・・・そんな事あったんだ。

ごめんよ。ナタン・・・・。

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