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夏は

ゴブリンの騒ぎがあったとしても

王都での社交界というのは何も変わらず行われるようだ。

学院に戻った俺たちが見たのは、閑散とした校舎だったからだ。

殆どの生徒達は貴族なので、ここから当分は閑散としているらしい。


その社交界の春シーズンが終わると、暑い暑い夏の始まり。

そして、避暑という名の帰省シーズンが訪れる。

マリー=セシールが主人の帰省に併せて色々と準備や掃除を手伝いに戻るそうで

バタバタと忙しそうに帰っていくときに、そんな話を教えてくれた。


とはいえ、騎士や海軍志望の人たちにとっては、此処からが本番らしく

授業の内容も、水泳や操舵等の水に関わるものが増えていた。


さらに、北の海で、1月から2月かけて航海を行う授業もあるらしく

死んだ顔をした生徒を乗せた軍用馬車が先週あたり出発したとのことだった。


俺はというと、

水泳の授業で泳いだり、


  ・・・・うん・・・

  水の中って動けないもんなんだね・・

  危なくなったら服を脱げって言われたけど、水の中じゃ脱げないよ!

  さらに、上学年だと鎧着た状態で泳ぐらしいけど

  無理じゃね?


薬学で山盛りの薬草を摘んだり、

  ・・・・・うん・・・・

  夏の山とか草と虫が多くて死ねる・・。

  そのうえ、暑さで頭がやられるらしく、薬草取りも命がけだ。

  さらに、草の中には蛇やゴブリンが隠れてるかもしれないって

  怖いよ!


船医学で医療を学んだりと

  ・・・・・うん・・・・

  なんで医学と船医学が別枠で、医学と違って薬学を受けてなくても受講できるのか

  謎だったけど、受けてみて理解したよ・・・

  何なの?怪我したら、切断する一択って!

  薬は?理術は?

  あー・・はい?船に積んである可能性がない?

  理術で治せても感染症が蔓延するので切る方がマシ?

  そもそも魔術で治せるなら船医者なんて要らない?

  あ、はい・・・。


・・まあ、そんな充実した学生生活を楽しんでいる。


どうも、避暑のために主要な授業も先生がいないので休講なようで

上記みたいな特殊で危ないのが多い。


その中でも、やっぱり水泳は人気があるようだ。

 (とはいえ、そもそも残っている生徒自体が少ないのでアレだけど)

ヴィヨレ領に比べると学院はとても暑い。

溺れる可能性があるとはいえ、水泳用の溜池で泳ぐのはとても気持ちが良いのだ。



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