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平民騎士予定の憂鬱なる日々  作者: もりかぜ
もうすぐ12歳
5/86

ご利用は計画的に

さて、眠くなるまでの間、少しお金のことを確認しよう。

とはいっても、庶民が扱うお金なので高価なのは名前だけ。


まず、正式なお金として一番下が

 銅貨

銅貨60枚分の価値がある

 青銅貨

銅貨300枚の価値がある

 銀貨

銀貨100枚の価値がある

 金貨

金貨20枚の価値がある

 白金貨

ただし、白金貨と金貨は4枚1セットでの交換が基本らしいので、

白金貨が必要なら金貨80枚が最低基準だそうだ。

そして、白金貨100枚の価値がある

 ミスリル(霊銀)貨

基本的に国家間の損害賠償とか、英雄の報奨金とかでしか出てこないシロモノ。


基本的に使うのは、庶民は青銅貨までで平民でようやく銀貨。

豪商人や下級貴族であれば金貨を扱うくらいだろう。

何故なら田舎で庶民の生活(うちの宿比)からいうと、

銅貨1枚あれば1日飯が2回食えて酒もそれなり飲める。

一番価値の低い銅貨ですらそれなので、けっこう扱いは厳しい。


通常銅貨でパンを買おうとすると大体白パンなので

黒パン屋で銅貨を出すなんていうジョークがあるくらいだ(立場が違いすぎるという意味らしい)


なので庶民は銅貨以下の貨幣を使う。

国が定めた正式な貨幣でないので、意味合いとしては物々交換の延長戦上にある。

 それが鉄くず。

分銅の板1枚と同等の鉄くず。これが100個揃うと、鉄塊が出来る。

で、鉄塊1個が銅貨1枚と価値がほぼ同一なのでこれを基準としている。

ちなみに、分銅の塊は1つで板10枚と同等の重さとなるので。

銅貨1枚=鉄10個

鉄1個=鉄10枚

となる。

そんな訳で、地方では農具とかも壊れてもお金の替りになるので貯めてたりするのだ。


しかし、王都に来てからその鉄での売買もなく

銅貨以上の買い物になっている。

流石、王都というべきか・・・。

物価が高い。

領主様から頂いた路銀がなければ、一文無しになっていただろう。

お金がないというより、銅貨がないという意味で。


さて、上記の金銭感覚を前提に改めて今の路銀を見てみると、

銀貨   1枚

青銅貨  3枚

銅貨  20枚

鉄   2個6枚


領主様・・・一般庶民の子供が青銅貨、ましてや銀貨なんて出せません。

そう空を仰ぎ、路銀袋の奥底へ、銀貨を隠すのだった。


ああ・・本当、疲れた・・・。

今日はもう寝よう


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