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入学準備:制服を征服せよ

「さあ始めるぞ。皆座れ」


教師であろう男性と女性が入ってきた。

男性は30過ぎくらいだろうか。中々のダンディだ。

女性は20台前半のようで、少しきつめな感じがする。

ふたりとも自分の性別のマネキンを持っていた。

女性の先生がぐるりと見渡して呟く。

「貴族子息・令嬢が21名、平民以下が12名、合計33名か。

 今年は比較的多いかしら」

男性の先生はそれを拾うことなく説明をし始めた。

「まずは制服について説明するぞ。

 お前らだと、ほぼ確実にレンタルになるだろう。

 何故なら購入だと1着で金貨10枚になるからな。

 レンタルの場合は、2着、2週間が銅貨20枚になる。

 一月、青銅貨1枚だな。

 後でレンタル申請の用紙を配るから受け取れよ。」

「制服は、清潔(クリーン)乾燥(ドライ)最適化(ジャストフィット)の魔道具でもあります。

 魔力を混めれば直ぐに綺麗になる優れものなので

 少々高価になってるの。

 なので無理せず、レンタルを活用してね。」

「さて、制服の中身を説明する。

 内容物によっては聞いたことがないものもあるから、ちゃんと聞いとけよ。

 まず女性用からだ」

「インナーに近い所から、

 上着、ブラウス・ボディス、ケープ。」

女性の先生は、そういうと、白のブラウス、黒のボディス、とケープをテーブルに広げた。

「下着は、パンティ、ジュポン、そしてスカート

 足元はストッキング、ローファー。ガーターは好みで良いですよ。」

「男性は、

 上着、シャツにブレザー。サーコート

 下着はブリーフにブレー。長いやつな。

 足元はショートソックス。ショースの短いやつだな。それにブーツ。」

男性用のはどさっと纏めて広げられた。

「「それでは、男女に別れて制服の着方を説明する。」」

その掛け声で、皆それぞれの先生の前に集まっていった。

俺も男性の先生の近くへと向かう。


「それでは、着方を説明する。

 男性用の衣類は楽だから安心し給え」

そう言い、先生はマネキンに制服を着せていく。

上着は、シャツに手を通し、ボタン留め、その上にブレザーを着せて最後にサーコートで覆った。

下着は、ブリーフと呼ばれた全体を覆うブラゲットを履く。その上からブレーを履くらしい。

足元は短いショース、ショートソックスとか呼ばれるのを着けるんだけど

ブレーの中に入れるらしい。そしてブーツをはく。


うーん。これは確かに講習を受けないと着られないは。

「因みに、ブリーフの中には、モノは入れられないぞ。

 何か仕舞うなら、ブレーの方にポケットと呼ばれる袋があるからそっちにするように。」

そういって、ブレーにある物入袋を示してくれた。

どうやらサイドに2か所あるようで結構便利そうだ。


「それでは、一度席に戻って。」

男女共に説明が終わったのだろう。

女性の先生が、皆に席に戻るように通達する。


俺も、周りも席へと戻っていった。


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