兵士の運命
「さあ、好きなだけ食べていいよ。」
「「「「マジすか!?」」」」
実際は、こんなにゆっくりと食事をとる時間はないのだが山賊たちが驚きの声を上げる。
「え?お前らは自分で払えよ。」
「「「「.....あっ、はい。」」」」
フェイトが妹に食べ物を買ってあげながらの反応に、よく考えれば分かったことだと、そう思ったのであった。
そして、全員の腹ごしらえ腹ごしらえが終わろうとした時.....ようやくフェイトたちを見つけ、捕らえようとする兵士たちの首が胴体から切り離された。フェイトによる生成魔法と召喚魔法によって.....
「えっぐ.....」
思わずそんな声が漏れてしまう山賊元頭であった。
「さあ、行きましょう。」
そして何事もなかったかのように目的地に向かおうとするフェイトだったが
「さあ、こいつの命が惜しければ余計な動きをするな!!その瞬間こいつの命はないと思え!!」
そう、妹ちゃんの首に剣を押し付けながら脅す兵士。そのいつの間にか現れ、自分を人質にしている兵士に妹ちゃんの容赦ない肘打ち。
「うぐっ。」
そして、フェイトの例の攻撃で頭と胴体が切り離される。
「「「「「えっぐ......」」」」
その目にも止まらぬデスコンボに思わず声を漏らしてしまう、隠れて奇襲を仕掛けるつもりだった兵士たち。そして、声を出してしまった過ちにすぐ気づき、諦めてフェイトたちに襲い掛かる。その兵士たちがどうなったかは言うまでもないだろう。
「さあ、今度こそ行きましょう。」
そして、フェイトたちは王宮に向かった。この後どんなことが起きるのかも知らずに.....
補足説明をば、この国の兵士のレベルは基本的に30程度です。貴族たちは40。また、30までと31からには大きな差があります。




