昔の名残
質問で召喚と崩壊と精神のモチーフは?と言う質問があったのでここで.....
順番に、宇宙、隕石、心臓です。(変わるかもw)←保険
フェイトは、今日も今日とてクエストを受ける。金を稼ぐために。
「どれしようかな~~。」
そして、悩んだ結果、目を瞑って適当に選ぶことにした。
「これっ!!」
フェイトが引いたクエストは.....
~
<盗賊退治>
・盗賊を捕まえる(殺してもOK)
・奪われた金目の物を取り返す
~
「なるほど.....これでお願いします。」
「本当に、いいか?」
「いいよ。何で?」
「何でって.....魔物と人は違うんだぞ?」
彼が、受付の人が心配するのも無理はない。”普通”人を傷つけたりするのは抵抗があり、いくら強くても盗賊に殺されてしまうことがあるのだ。
「わかってるよ。魔物の血は、変な色だけど、人の血は赤なんだよね!!」
「えっ!?」
「じゃあ、行ってくるね。」
「おう.....」
そして、フェイトは消える。
「フェイトはどこに行ったのですか?」
「.....盗賊退治.....」
「「盗賊退治!?」」
「あら、ジェストいたのですね。」
「酷くない?」
メイルは3日間友人の家に泊まっていたので、ジェストとは別々冒険者ギルドまで来ていた。なので実は、二人がここにいるのはたまたまだったりする。
「そんな事よりも、さっき言ったことは本当なんですか?」
「あぁ。」
「そうですか.....」
「心配だな.....付いて行くか?」
「えぇ、そうしましょう。」
~
一方その頃、フェイトは.....
「ここが盗賊たちの住み家か.....」
フェイトの視線には、とても人が住んでいるとは思えないボロボロの家が広がっていた。
「いや~、何人いるかは情報になかったからな.....まあ、いいや。とりあえず全員殺せばいいだけでしょ。」
そうして、フェイトは、幻術魔法を使い自分の姿を消した。
「はぁ!?」
「おい!!どうした!!侵入者か?えっ!?」
そんな悲鳴が約十分間続いた後。
「ねぇ、これで全員?」
「はい.....その通りです。」
「金目のものもこれで全部?」
「.....はい。」
「ねえ、少し間があったけど?」
そうして、生成で生み出した短剣を首に近づける。
「.....これで全部だ。」
観念したようにポケットから宝石を出す。
「どうせ死ぬんだからさ.....隠しても意味ないよ。」
そう言ってから、フェイトはきれいさっぱり住み家を流す。
「さて、じゃあ一人ずつ地面に寝転がって。」
「.....はい。」
そして、生成で手足を固定する。
「フェイト、何をしているのですか?」
「あっ、メイル。」
「俺もいるんだけど!?」




