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天皇の生命危機と現代までにのぼる神仏共同の国家鎮護システム
天皇家は平安期、天皇の立場において
生命危機に関して、真言宗からの仏の
祈りを、生命危機の際に使い、
ご自身の、神物としての立場
霊魂における神道の連鎖の、もののけ
としての、立場を混合のものとし
天皇が病にふけり、その元凶となるものは
邪霊や怨霊といった霊魂によるもので
それは、仏教により、魂の元凶の
輪廻を促すものであり
その仏教価値観を用いて
天皇の輪廻転生をはかり
天皇としての立場からも
仏教の国家鎮護システムを受け入れ
それは、現代まで、宮中の祭祀の内容に
神道と仏教の共同の取り組みを行うこと
によって、国民の信仰の対象との
距離を図った