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7.26 墓参り-1

午前10時、京都駅から近鉄で枚岡まで。

蒸し暑い中順調に西大寺で乗り換え生駒を抜ける。

背中のリュックには鈴一式と折りたたみ椅子が2脚。

鈴が結構でかくて重い。


枚岡駅はとても小さな駅で山側は八幡宮。

それでも駅員がいた。

「すみません友達が迎えに来る言うてんやけど」

「どっちも車が来る広さはありませんよ」


スマホは通じない。仕方なく谷側に出て出雲井1ー17を探す。

線路沿いと言ってたから近いはずだ。ちょうど郵便局のバイク、

「出雲井1ー17はどこらへんですか?」

「この坂降りたあのあたりですわ」


ありがたい、急に炎天下になったがすぐそこだ。

ところが、確かに出雲井本町1ー17とはあるが

廃屋の五戸一が両側に荒れ果てて並んでいる。

もう一度スマホしてみる。今度はすぐ出た。


「出雲井1-17と書いてあるところにいるんやけど」

「そこは本町や、今駅まで歩いていくから駅で会おう」

ということになって結局駅で出くわした。

彼のマンションは駅の山側歩いてすぐのところにあった。


「なんやここかいな」

「もう七八年になるかな、あのバイク2年前からそのままや」

一階の奥、小綺麗な2DK。小さな仏壇にEMIKOの写真。

浄土三部経の勤行要点が置いてある。


聞くと高橋某のGLAやってるそうだ。


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