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6・10 人事

その頃やっと常勝長面接の連絡がこのK君に入った。

実に2年がかりだ。副支部長でB長兼任のKさんが

老母が入院新聞配達の奥さんも手術とかで全く協議会にも

座談会にも出られなくなった2年前。


即座にSB長を地区幹事に、二人の副B長をB長にと

人事案を提出したが何かと上の方も忙しいらしくて

1年がたちさすがにこちらも間もなく不在が二年になります

せめてB長だけでもと頼み込んでのやっとの面接だった。


任用試験まであと1週間。支部長から受験票が届きそれを携えて

K君宅へ向かった。

「これ仁君の受験票。それと面接の日時と会場ついに決まったぞ」

ほんとですか?嬉しそうに封筒から受験票を確かめながらK君がうなづく。


「あれ、この受験票去年のちゃいますか?」

「あ、昼になってる。えらいこっちゃ」

「せっかく書いてもろうたあの申込書はいったいどこに?」

まったくだ、最後の最後まで気が抜けない日々は続く、


しかも当日私は午前3時に起きて新聞を代配し

そのまま関空へと向かうのだ。

「すまんK君今から本部長んとこ行ってくる」

人事の話はどこへやら、これがまた後で大変なことになるとは。



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