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ユイがいる『お菓子』で『おかし』な日常  作者: 阿礼 泣素
9章 終幕! 一年エクレア組の天上天下ユイちゃんが独尊カップ!
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お山の大将

「勝てばなんでもいいんだよ、勝てば!」


三回戦、一年エクレア組VS一年マカロン組

――一年エクレア組の勝利!


四回戦、一年エクレア組VS一年クレープ組

――一年エクレア組の勝利!


五回戦、一年エクレア組VS一年クッキー組

――一年エクレア組の勝利!


 初戦に本物のアイドルと戦って勝利した一年エクレア組の快進撃はとどまるところを知らなかった。


「いやはや、私たちは天狗よ! もう有頂天ってやつぅ?」


「私たちに勝てぬもの無しってな!」


「幾度の戦いなんて無意味です。私たちに挑戦するなんて意味のないことなんです」


「まあ、油断しないでっていうのも流石に無理がありますよね……」


「べ、別に勝ちたいわけじゃないんだから。勘違いしないでほしいわ……」


「しかし本当に我舞谷の言うとおりだ! 私たちを負かすようなチームはないものか……」


 皆はあまりにも勝ち星を上げ過ぎていたため、慢心し、傲岸不遜な態度をとっていた。


「まあまあ、みんな。そろそろ負けなしの強豪チームが現れるって! 気合い入れていこ」


 一年エクレア組の中では、天彩だけがいまだ緊張感を持ったままの様子で皆をなだめていた。持ち前のマイペース、周りに流されない気質が幸いしたようだった。


「天彩……残念ながらそれはない……なぜなら、さっきの一年クッキー組との戦いでこの天上天下ユイちゃんが独尊カップは終了だからだ」


 夕影がそう言い終わらないうちに皆は歓喜の声を上げた。


「優勝は我々一年エクレア組がいただいたぞ!」


「やっぱり私たち、やればできるってことね!」


「まあ意味あったってことで!」


「さあ、今から祝賀パーティよ!」


「おーい! お菓子持ってこーい!」




 こうして一年エクレア組の天上天下ユイちゃんが独尊カップは終了した。


 だが夕影たちは気が付いていない。


 今まで戦ったクラスは全て、一年生だったということに。


 一年生の頂点に立っただけ、つまりはお山の大将になっただけで粋がっている一年エクレア組には厳しい戦いが待ち受けているのだった……




次回は7月20日7時更新です☆

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