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ユイがいる『お菓子』で『おかし』な日常  作者: 阿礼 泣素
7章 激突! 1年エクレア組 VS 1年ババロア組
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油断大敵

その影は暗く重く、二人は絶望する暇もなく不気味なスケールの超極大冷製固形物に押しつぶされてしまった。

「――天彩ッ!」


――《雷光嵐》(ライトニングエクレール)


光の速さで夕影の雷撃が冷製固形物にぶつかる。だが、そんな攻撃をもろともせずに、ドシンと大きな音を立てながらそれは地面に着地した。


「くっ……くそっ……って、おっと……」


 夕影は右に下がるはずのステップを誤って逆方向に進んでしまい、隣の水会にぶつかりそうになった。体勢を崩した夕影はそのままステージに手をついてしまうという大きなミスを犯してしまう。


焦ってダンスを間違えてしまった夕影とは裏腹に、相手の四人は全く動じることもなく冷静だった。敵を倒したはずなのに笑み一つ浮かべることなくその場に佇み、夕影たちをただみつめていた。


「今だ! 《中心空虚》(ドーナッツリング)!」


 ユルゲンスが練習していた技をここぞとばかりに開放する。《克巧力》を使って作りだした輪っかは見事にババロア組の四人を捉えた。隣にいた彈野原がすかさず……


「《黒烈激流波》(チョコレートフォンデュ)!」


 黒く禍々しい濁流を発生させ、身動きの取れない四人をきれいさっぱり洗い流した。


「ふう……奴らも、力を消費してしまえば呆気なかったな」


 ユルゲンスは心の中でそう考え、安堵していた。


「ちょっとやりすぎたか……」


 彈野原は自分の強大な力に内心酔いしれていた。



――だが、それらは、甘かった……



「なッ……」


「いつの間に……」


 ユルゲンスと彈野原の足元には何か縄のようなものが巻きついていた。そしてその縄は突然二人の足を引っ張り、そのまま二人は舞台から強制退場させられた。


「夕影、水会……すまない……」


 ユルゲンスと彈野原は黒い濁流にすっぽりと呑みこまれてしまい、二人の姿はあっという間に消失した……



次回は7月7日7時更新です☆ぞろ目!!

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