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ユイがいる『お菓子』で『おかし』な日常  作者: 阿礼 泣素
7章 激突! 1年エクレア組 VS 1年ババロア組
34/59

YUI☆RIS

私のお姉ちゃんは本名、水会(みずえ) 柚苺良(ゆいら)


水萌 ユイラ(みなも ゆいら)って言えば分かりますか?」

 水萌ユイラ、国民的アイドルグループ「YUI☆RIS」(ゆいりす)のメンバーで、その名を知らぬものはいないだろうと言っても過言ではない人物である。その美貌から歌って踊るだけではなくドラマに出演したりモデルの仕事をしたりとあらゆる方面から引っ張りだこで、アイドルという枠にとどまらない人物として注目されている……


「どうだい……惟斗? まさかこんな隠し玉がババロア組にあったなんて想定外だっただろう? 降参してもいいんだよ? ほら、僕は負けましたって言ってもいいんだよ?」


「ふん! 誰がそんなこと言うかっての! 勝つのは俺たちエクレア組だ!」


 光樂と夕影が対峙する。


《天上天下ユイちゃんが独尊カップ》一回戦の幕は今、まさに切って落とされようとしていた。

そして、光樂幽絲の隣にいたのは、


「お姉ちゃん……なんでここに……」


 紛れもない、水会雪凍乃の姉、水会柚苺良。テレビの中にいるはずの「YUI☆RIS」の水萌ユイラだった。


「雪凍乃じゃないの。こんなところで何やってんの? まさかあなた、舞台に立つつもりなの?」


――やめときなさい。どうせ、また出来ないから。


 水萌が辛辣な言葉で水会を突き刺した。水会はうつむいたままで一向に言い返すような気配がない。


「雪凍乃ちゃんはッ!」


 天彩が水萌に対して抗弁しようとしたところを水会が左手で遮った。その手は弱弱しくかつての水会と同じように、小刻みに震えていた。


「いいんです……いいんです……」


 控室に入った一年エクレア組のメンバーはすっかり意気阻喪の様子だった。


「まさか、あの国民的アイドル、水萌ユイラが相手とはな……そりゃクラス全体の動きもプロっぽくなるはずだな……」


「それにあの惟斗の友だちの光樂という奴はどうも油断ならないな……」


 彈野原とユルゲンスがいつになく冷静に相手のババロア組について分析している。


「どうする……夕影プロデューサー? って……いない?」


「何言ってるんだ、我舞谷、俺はここにいるぞ!」


「…………?」


 我舞谷の前にいたのは見慣れないただの美少女、まさかこの美少女が夕影惟斗だとは到底信じることが出来ない。


「私と有意味ちゃんのメイク技術に感謝してよね、夕影君!」


「……!?」


 夕影は鏡を見て愕然とする。


――俺の目の前にいるのは……誰だ?




次回は6月30日7時更新です☆

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