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百合短編  作者: 美幸
むすんで、つないで
20/20

7

「ねぇ、本当に行かなきゃ駄目?」

「大丈夫、私がついてるから。ね、さっちん」

 月曜日。私は自分の教室の前にいた。手には、日曜日に売れ残ったミサンガの入った袋を提げている。

「でも、今更私……」

「クラスの皆は、さっちんが思ってるよりユニークだよ。だから私だけじゃなくて、皆とも仲良くして」

「う、うん」

「ほら、行った行った」

 あーやは、私の背中を押した。教室にいた生徒の視線に晒されながら、私は、

「あの……これ私が……作ったんだけど……良かったら……」

 と、消え入りそうな声で言った。

「何、それ」

 近くにいた女子数人がが恐る恐る寄ってきて、袋の中をのぞいた。

「うわー、可愛い!」

「これ、真田さんが作ったの?」

 はしゃぐその子達をきっかけに、クラスの皆が寄ってきた。私が戸惑いながらあーやの方を見ると、あーやは親指を立てて笑っていた。

 そして私は、集まってきたクラスメイトにミサンガを配った。私は今、幸せを感じている。ふと左手首に目をやって、くすりと笑った。きっとこれのおかげなのだろう。ミサンガの縁が私たちをむすんで、つないでくれたのだ



 fin.

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