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第八話 サツキの症状



 放課後。理とサツキが教室に居た。

 「・・・理君、最近なんか調子が悪いの。私はどうしたのかしら。生理でもないのに頭痛がするし」朝、隣の席に座ったサツキが開口一番そう言った。

 「東雲先生に訊いてみたら?僕は女の子の体の事何も知らないから、まずは東雲先生に訊こうよ」

 「・・・どうせ病院に行きなさいって言うに違いないわ。でも私病院大嫌いなの」

 「いや、東雲先生にも訊けないなら、あえて僕が言わせてもらうけどまずは病院だよ、サツキと話しているとなんだか微妙に反応が遅くなってきていると感じるし。今までこんなこと無かったよ」

 「でも嫌なものは嫌なの」

 「一緒に職員室に行ってまずは東雲先生に話そうよ、あ、もう部室にいるかもしれない・・・部室に居なかったら部室で東雲先生を待とう。職員室だと誰がいるか分からないし、保健室の先生は僕たちのこと知らないし。こんな話、僕と写真部顧問の東雲先生以外に誰にも訊かれたくないだろう?」

 二人は部室へ行くために教室を出た。廊下に出た瞬間、夕方の光が差し込んだ。サツキの横顔だけが、なぜかやけに白く見えた。




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