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第四話 東雲先生の指導



 理はサツキの写っている写真以外のものも鮮明に撮りたいと考え、放課後サツキを撮るとき以外の写真撮影で練習を重ねた。しかしファインダーでは鮮明であっても、いざフィルムを現像して写真を印画紙に焼き付けると、その段階でピンボケ写真になってしまった。引き伸ばし器でフィルム上の画像を印画紙に写した段階でもピンボケではなくシャープな写真だった。写真が自分を裏切るたびに、理は胸の奥がざわついた。いつしか理は自分の頭がおかしいのではと疑うようになっていた。

 そういえば寝不足気味のときに限って、理の左手がかすかに震える発作が起きた。年月が経つにつれ段々と震えは大きくなってきていると理は実感していた。

 理は写真部顧問の東雲先生に意見を求めた。すると先生は一言こう言った。

 「病院に行きなさい」




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