夕闇に怪獣
掲載日:2025/10/20
幼い頃、私はあるものの名称を知らず『ツント怪獣』と呼んでいました
夕闇が迫る空の向こう側に、怪獣がジャングルを整えている。
首を長く伸ばしては、月を食べようかと考えているらしい。
「本日も任務、お疲れさま‼
明日も頼むな‼」
そう元気よく怪獣の背中に手を軽く置いて、体から降りた英雄は任務を終える。
怪獣が身を置ける場所はジャングルだけなので、空の向こう側に浮かぶ月をもいつか歩いてみたいと思いつつ、眠りについた。
(あのキラキラした世界を歩いた後、少しだけ食べてみるのも悪くないかな)
疲れて眠る怪獣。
その夜怪獣は、月をジャングルにしてしまう夢を見た。
私が『ツント怪獣』と呼んでいたのはショベルカーです
『怪獣』は意味が分かりますが『ツント』が何なのか今の私には分かりません




