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87.しだれ桜、枯れゆく前で
はらりはらり切なく散りゆく淡い花びら
乗せた思いはそれぞれだけど
交わす約束忘れやしない いつまでも
幼い僕ら まだそこで笑ってる?
泣くんじゃないよ
一人残る事になった僕の肩を叩いた
それはこっちのセリフだと
涙こぼす仲間に歯を見せて
大人になったらまたここで会おうだなんて
ありきたりな約束交わしたな
しだれ桜、枯れゆく前で
寄せては返す夏の波
芒そよぐ秋の夜
しんしんと降り積もる冬の雪
そして今年も花が舞う徒然なる夢の果て
はらりはらり切なく散りゆく淡い花びら
乗せた思いはそれぞれだけど
交わす約束忘れやしない いつまでも
幼い僕ら まだそこで笑ってる?
毎年駄目だと言われても力強く咲いてた
それはまるで励ますようで
滲む涙そっとぬぐってくれた 今年も
まだ子供のままの僕だけど
はらりはらり切なく散りゆく淡い花びら
乗せた思いはそれぞれだけど
交わす約束忘れやしない いつまでも
また会おう 咲き誇る このしだれ桜の下で




