表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
31/143

31.if

もしも 僕の声が出なくなったとしても

きっとあいつらは何も変わらずに 肩を叩いてくれるんだろな

今は遠く なかなか会えない毎日だけど

たまの休みにゃ みんなで笑おう 互いの悪口 それもいいさ

いつもの場所で またな My Friends



恋にやぶれてヤケになった なんだ 僕もそうだよ

どんな悲しみだって 笑い話になる 静かな夜 うるさいと怒鳴られて

ふと真面目な顔して 未来を語ったあいつは 少し泣いていた

そんな時 誰も慰めないで ただ 一緒に空を眺めたっけな


もうあの頃には戻れない 誰だって分かってる

だけど変わらないものがある それだって分かってる

泣き濡れた川原を 叫び走った 子供のように

遠くで光るネオンが やたら眩しかったな

どうしてだろう いつもは寂しげなのに


夢から覚めた朝焼けに目を細め 不意に口にする

「まだ夢の中だよな?」

別れ道 何故か みんなやけに笑ってた


いつか 僕が歩けなくなったとしても

たぶんあいつらは何もしないよ 支えてなんてくれないだろな

訳も無く 信じて待っててくれるんだ

顔を上げて また歩き出すことを 共に行くなんて しないけどな

いつかまた会おう Best Friends



とおりゆきながら 呟いた

「アイツの香りのする花が、泣いている」

相変わらず恥ずかしい奴だな なんて懐かしいフレーズ



もしも 俺が遠くへ行ったとしても

そうさあいつらは何も言わずに 胸を張ってくれるんだろな

もしも 俺が無理をしてるとしても

やっぱあいつらは止めたりせずに 指を立ててくれるんだろな


まだ礼は言わないぜ いいよな Friends



もしも 僕が進めなくなったとしたら

たぶんあいつらはそっぽ向いて 背を押してくれるんだろな

言葉無く ただ無理矢理でも強く

もしも 俺が夢の先を見つけたとしても

きっと俺たちは何も変わらずに 一緒に笑い合うんだろな


いつかまたあの場所で それじゃな Friends

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ