134.想い出の跡
二度と帰らざる日々に花束を……
瑠璃色に染められた想いの向こう 時の流れすら忘れ果て
愛しい温もりは 楽園のありかを示してる
無垢な並木道で 幸せの葉を集めたね
巡り合った奇蹟 いずれ幻に紛れるのに
掴んだその手を 離したくなかった
あなたの心に触れていたかった いつ どんな時も
残酷にも 抱きしめたくなるその笑顔
傷つけてしまった蒼い日 確かに愛していたのに
無邪気な季節・・・少し泣いた。
軽はずみな言葉に無限に続く後悔 壊れたカバンで旅立った
滲んだ足元 変わりないはずなのに
「忘れない為なんだ」 言い訳を呟き
踏みしめた 誰もいない交差点
想いかみしめる 口笛吹いて
あなたと眺めたあの月夜 今 見えないよ
耳に残る 嬉しそうな幼い口癖が
茜に染まった頬 触れるだけで幸せなのに
デタラメな歌・・・届いて欲しい。
ねえ 僕たちの出逢いは間違いだったのかな?
そんなことない これだけは信じていいよね
あなたが喜ぶ顔を見たくて ただ 不器用に
傍らに 佇む答えが見つからないと
想いは降り積もる 刻は戻るわけないのに
永遠に 愛してる。
二度と帰らざる日々に花束を
そして、またね
心の中 今も二人で歌っています
サヨナラの代わりに
LA LA LA ……




