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私の原作がコミカライズするまでの話

作者: シャチ
掲載日:2022/09/04

 私が小説家になろうで趣味で書いた作品が漫画原作となり商業デビューすることになった。


 事の発端は2019年の冬、多分12月ぐらい。


 仕事で疲れてヘロヘロな日々を過ごしていたある日の休日、こたつの上に1冊の漫画本が置いてあった。

 妻が購入した「ラス為(悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。)」のコミカライズ版である。

 まんまと手に取った私はあっという間に世界観に惚れこみ、妻に尋ねたのだ。


「これ、原作って書いてあるけど、続きあんの?」

「あるぞ、これを読め。漫画は小説1巻のここまでの話だ」


 そういって確か2~3冊の小説版を出してきたのだ。

 思わず時間を忘れて読みふけることになった私。

 普段活字など読まずもっぱら漫画かアニメしか見ないのであるが、下地に知り合いの同人物書きが何人かいたため、それほど抵抗感もなく読み切ってしまったのだ。


「これ、この先の続きないの?」

「小説家になろうで連載している。ラス為は毎日更新してるからすごい話数だぞ。追いつくのは大変だが、逆に今から読んだほうが平和かもしれない…」


 そこで私は、初めて”小説家になろう”に触れたのだ。

 そこから沼にはまるのは早かった。

 妻が勧めてくれた「魔道具師ダリアはうつむかない」を筆頭に何作品か女性向けを読み、自分が好きそうなお話としてレベル99やルプ7といった名作、ちょうどアニメ化が決まっていた聖女の魔力は万能ですや、昔のなろう系と呼ばれるものの鉄板要素がぎっちり詰まっている本好きの下克上など、そして悪役令嬢物を読みふけること約半年。


「試しに自分もなんか書いてみよう」と思い立ったのです。


 そもそも私は、二次創作同人誌歴15年ともなるピコ手ベテラン漫画描き。

 東方→プリキュア→アイカツと渡り歩いてきました。

 その漫画を書くとなったのも、学生時代小説本を一度だけだしたところ全く売れなかった経験から、絵がないと売れないか……じゃあ漫画だ!とド下手な絵ながら漫画を自費出版するようになったという経緯があります。


 そして渡り歩いてきたジャンルの一つ、現在もそうですが、アイカツの二次創作同人誌をやられている方は結構プロの方が多いのです。

 プロを志している方が多いといいましょうか?商業漫画家、イラストレーターが歩くと当たるぐらいにいるジャンルなのです。


 そんな中で、知り合った漫画家さんや、イラストレーターさんから、

「シャチさんの描く漫画って、二次創作だけど、ほぼシナリオ的には一次創作だよね」

 と言われていたのです。

 確かに、キャラクターの設定をつかい、そのキャラを描いているので二次創作ですが、キャラを置き換えてちゃんとオリジナルの設定をつければ、それはもはやオリジナル。

 個人的にも ”やおい本” を書いたつもりはない!と思っていたので、じゃあいっそ頑張ってみるかと思い立ったわけです。


 そこから数本、好きなように小説を書き、ちょっと評価してもらいを繰り返していた21年12月のこと。


 短話”公爵令嬢に転生してしまったので、メンタル乙女な俺は、全力で女の子を楽しみます。”

 が日別1位を取ったのです。


 まぁ調子に乗りましたよ。

 かなりびっくりしたわけです。


 そこで、完全に調子に乗った私は、連載版を開始。


 短話では盛り込めない内容を追加し、話を作っていきます。

 その中で、TS物を読んでいた時に感じた疑問をぶち込んでいきます。


 結構取材をしました。


 Twitterのスペースなんかも利用して知り合いからお話を聞いたり、そういった用品のサイトを見たり。

 下手な知識でかけるネタではないと、でもせっかくTSでバズったんだから我を出さねば!と、なかなかきわどいネタをぶちかましたわけです。


 結果、連載版についても月間100位以内にランクイン。

 尻切れトンボ気味ながら22年3月に連載を完結させたのです。


 そこで、ふと思いました。


 それなりにバズって評価ポイントももうすぐ10000ポイント(当時)ちょっと商業デビューを狙えるんじゃあないだろうか?と


 アイカツ同人作家は商業が多いと上で話したように、同人をやっている人間としてやはり一度は「商業デビュー」にあこがれると思うのです。


 どんな形であれ、商業デビューできないか?


 私は、小説家になろうにあるキャンペーンタグをつけながら、漫画家の友達に相談をしたのです。


 何とか売り込み出来ないだろうか?と

 

 それを相談したのが4月頭。

 翌週ぐらいですか、漫画家の友達から突然連絡が入ったんです。


「そういや、編集さんに漫画家をデビューさせるために小説家になろうで原作探してるっていうから、知り合いがランカーなんですよって話したら、プロフィールと作品情報くれってさ」


 私は慌ててプロフィールと、該当作品とほかにランクインした短話の順位を記載して送付しました。


 まぁダメもとです。採用されればいいなぁぐらい。

 それから2週間後、お願いした友人から追加の連絡が入ります。


「原作として漫画家さんに見てもらっているって。漫画家さんが書きたいと思ってくれれば採用されるかもよ」


 ちょっと小躍りしましたね。

 なんと漫画家さんが読んでくれるのか!と。

 ぶっちゃけそれだけでかなりな充実感でした。


 そして、GWがやってきます。

 仕事も忙しくしていた時期で、普通に上記のことを忘れいていた状態で、お願いした漫画家の友達やほかの友人数名で休日を利用して遊んでいたところ、私宛にメールが入ります。


「漫画家さんがぜひ、シャチさんの原作で漫画を描きたいということで、一度お会いしたくお時間ありませんか」


 思わずその場にいた全員にメール見せましたよね。

 全員から「おめでとう」を言われ、TV版エヴァ最終回みたいな状態になりながら、翌週編集さんとお会いしたわけです。


 これが、活動報告でも書いている「コミカライズします」の報告につながります。


 小説家になろうで小説を書き始めて約10か月。

 コミカライズシナリオを描き始めてから出いえば、わずか半年の出来事です。

 あまりにも怒涛の展開でコミカライズとなったわけです。


 いよいよ、2022年10月7日からコミックガンマぷらす様でコミカライズの連載が開始されます。

 はっきり言って今回は人脈で勝ち取った商業デビューという感じです。

 やはり人のつながりと実績は重要だなと感じましした。

 どうしても、我々はヲタクですのでコミュニケーション能力に乏しいところがありますが、そういったことを言っていられる場合じゃないなというわけです。


 特に、黙っていてもお金が貢がれるような神絵師や、神小説家でもない人間は、自分の強みを他人に知ってもらうための手段を最大限生かさないといけないと思います。


 もし、小説家になろうで商業デビューを狙っていらっしゃる方々は、ぜひ人脈も大切にしてください。

 バズった作品はいっそ売り込んでいいと思います。


 今はコミティアだったり、他の小説サイトだったりがあります。

 まず多くの人目に触れることが大切かなと…...

 私自身もこれからも頑張るつもりです。

 皆さんもあきらめずどんどん作品を作ってください。

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― 新着の感想 ―
活動1年以内に結果を出せるのは凄い、羨ましい限りです。
[良い点] コミカライズ楽しく読ませていただいてます。 丁寧に画かれているためか進行が思いのほか遅く、じゃあ原作も手を出そうと思った処でこの話が目に入りました。
[良い点] おめでとうございます! [一言] 『宝くじは買わなきゃ当たらない』と言う言葉を思い出しました!
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