旅立ち??
さぁて旅立ちましょう
クボタイト公国
レグザ村
俺14歳
ビュン!!ビュン!!
剣の訓練をしている時。
「毎日性が出るねぇ」
「ありがとうございます!!」
「そんなことをして何になるんだい」
「村のみんなを守る為です!」
適当な理由である
「こんな平和な村で……ねぇ」
ここレグザ村は、クボタイト公国の首都キキョウから遠く離れた穏やかな村である、その為下位の獣しか出ず村の力自慢一人でも十分倒せるレベルである。
そんな村で剣の訓練をしてるなんてのは、周りの目からしたらかなり異質なのである。
さて、本題に入るがなぜ俺が剣の訓練をしているのか教えよう。
この世界はスキルというものがある、スキルで就職、その人の価値など人生が大きく左右される、
みんなから好かれて、いつも話の中心にある奴がスキルがわかった途端誰にも相手されなくなったりする。なんてよくある話だ。
この世界はA〜Eランクまでのスキルがある、Cランク以上のスキルは、先天的にしか取ることができず、Dランク以下は、後天的に取ることができる。
例えば、スキル剣術は、A〜Eまだしっかりある。
それもCランク以上は、固有スキルになる。そうなるとステータス表記が"固有スキル 剣術C“となる。
だが普通の人はステータスを見ることができない。見るためには、王都の教会に行って莫大なお金を払って見てもらうか、鑑定持ちの個人にお願いするしかないため、Cランクスキルを持っていても、障害知らずに生きることもあるのだという。
そしてごく稀にsランクスキルを持って生まれることもあるという、現在世界に4人しかいないsランクスキル持ち、その力は未だ解明がされていないらしい、
そしてssランクスキルというものがある、それは常にこの世界に一人しか生まれず、常にこの世界に一人はいるのだという。その力の一欠片だけしか見せずともsランクスキル持ちですら圧倒されるほどのもの。そう、俺のことだ
しかし俺は、普通の人は見ることができないと言ったな、鑑定持ちでもない限り……と、
では、俺は何で知っているかというと。
生まれた時から知っていたんだよ。何故か、
恐らくssランクスキル持ちは、生まれた時から自分の能力を知ることができるんだと思う。
肝心のスキル名は……
「韋駄天」
*
4年後
俺は18歳になった。
そして、王都の奴らがきた。
しかもスキル持ち部隊、“土の剛力”、奴らは自分がスキル持ちなのをいいことに、好き放題しているゴミどもだ、そして俺のssランクスキルもバレるだろう
「仕方ない……」
俺は村の門あたりにある人の塊に入っていく……
そこではやはり、スキル鑑定会をしていた。
「さぁこれで全員やりましたかね?」
気持ち悪い太った男が鑑定スキル持ちだろうか、気持ち悪い猫撫で声で言う、
村の男が、
「いやまだ、カイルが来てないな」
俺の名前だ
「カイルくーんいるかなぁ?」
できればしれっとバレないようにしてたのに、余計なことを、まぁいいだろう行っておこう、最初はそのつもりだ、
「はい……カイルは俺ですが」
「よし、鑑定してやろ……う。 ?すまないマナが切れたようだ、 おい!!マナポーションを渡せ!!」
飲むまでまたないとか、
「ぶぅぇ やっぱりまずい、さて、気を取り直してやりますね、?やっぱ出来ないぞ? 次は本気で……ゔぐぐくぎぎ…………
!?き、君は!?ssランクスキル持ちじゃないか!!!!」
村のみんなは、そんなものは聞いたことないぞ、sランクまでしかないんじゃないのか?
など口々に言っており、正直うるさい……が恐らく国家機密の類だろう
だが俺が知ってる顔をすれば怪しまれる可能性があるな……驚いた顔しておくか。
因みにこの間にでぶが何かしていたが連絡が何かだろう。
「すみませんカイル君の保護者様は居ますか?」
「居ないです、俺一人でずっと生きてきてます、親は俺が9歳の頃に亡くなりました」
「……そ、それなら、私たちと一緒に王都に来ませんか?スキルの事とかも、説明できますし、
「……では、お願いします、」
俺には2つの選択肢があった
このままここに、とどまって刺激のない安全な世界で生きるか……なんてならないなるわけない、こいつらがssランクスキル持ちを辺境の村で生きさせるわけがない、
だからこの選択だ
「さて、行きましょうか。」
これから俺の冒険が…………
「え?」
俺の腹から剣が生えていた……
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