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絶対的強者

上空にいるドラゴン。クロスが何を置いても逃げろと言ったモンスターだ。一瞬の隙。一騎打ちが終わり気を抜いてしまった。あれ程油断するなと言われたのに……。

そのせいで。


ドラゴンがこっちに降りてくる。自軍も敵軍も関係なしに蹴散らす。そしてその爪先は味方の治療をしていた友達2人にも向けられた。早い。


僕は急いで駆け出すも間に合わず、マコさんがバルちゃんを庇った形になった。

マコさんのお腹は裂け、身体から出ちゃいけない物が出ている。バルちゃんの足も片方千切れた。


う、う、うわああああ!


目の前が真っ赤だ。僕はどうなってもいい。だから早く。幸いさっきの戦いで使わなかった魔力が結構残っていたおかげか、一命は2人とも取り留めた。けどそれだけだ。気絶したマコさんに片足を失ったバルちゃん。3人で助かる道はない。

頭が沸騰しそうだ。


痛いだろうけどバルちゃん、マコさんを連れて早く逃げて。オスノさん!お願いします!

何言ってんの!ワイアットも

いいからはやく!!

ごめんね!

すぐに戻る。持ちこたえてくれ!


デカイ口叩いた癖にこんなガキに負けんのかよ。笑える。

、、さい。

はっ?とりあえずお前から殺してやるよ。キベ様がドラゴンの産卵を狙って支配下に置いたこの

うっさいんだよ!僕の友達をあんな風にしやがって!


男が2体のドラゴンに何か命令していて息を吸っている。どうでもいいやそんなこと。

目の前に大量の炎が迫る。僕はその炎にガトーショコラを振り消し去った。

ああ、魔力が、魔法がどうなってるか見える。怒り過ぎてるせいだろうか。普段より色んなことを考えれる。

なるほど操られてるんだね。ドラゴンは気高き生き物で理由がない限り襲わないとクロスは言ってた。

僕1人なら足止めは難しいけど、僕ともう1人餌があればその分バルちゃん達が遠くに逃げられる。


消えた炎に驚いてる。チャンスだ!僕は自在斬を使いドラゴンにかけられたスキルだか魔法だかを解除した。

ここからが正念場だ。1分は持ちこたえなきゃ!


名前も知らない男が自由を取り戻したドラゴン2体に上半身と下半身それぞれ食われた。次は僕。怖い。けど怖くない。

そうだ!クロスから貰った剣を出そう。今がピンチだ。もしかしたら2人の身体も元に戻せるかも。その為には生き延びないと。友達の為にも生き残る。勇気を持て僕!

するとここら辺が震えるかの様な低く響く声でドラゴンが話しかけてきた。


我等夫婦にかけられた物を解いてくれて感謝する。

意識はあったの。なのでしたことは覚えているわ。

戦争中だ。戦場に出ているなら我を含めて命は平等と言いたいが汝には恩がある。

彼女2人を連れて来なさい。治してあげるわ。

本当ですか!ありがとうございます!

その前に我等へ巫山戯たことをした者たち全てにも礼をしなければな!


咆哮。ドラゴンの雄叫びはそこにいた生物が恐れおののいて身動きが出来なくなった。さっきまで戦おうと思っていた僕ですら。

そして目の前のドラゴンが自分達を襲う。それを理解した者が1人、また1人と逃げ出すと蜘蛛の子を散らすように教会側の人間はこの場から立ち去っていった。

残っているのはオジサンとその部下らしき100名程。


ふむ。流石の我も敵とそうでない者の区別はつかん。残った者は恩人側で良いのか?

いや、我はオスカルド。貴公等を操りし者の同僚だ。我の命を持って、今逃げた者は助けてくれまいか?

侮るな。今優先すべきは恩人に恩を返すこと。邪魔な者を追い払ったに過ぎん。ドラゴンは復讐するに当たって相手を選ぶ。直接手を出したり命をしたもの以外、関係ない者を殺める程堕ちてはおらんつもりだ。

強き少女よ早く連れて来なさい。遅れれば遅れるほど手遅れになるかもしれないわ。

相変わらずの拙い文ですので誤字脱字あれば報告お願いします。

本作は私の文章力の低さに相まって、カギ括弧を使わない構成になっていますので余計にわかりにくいと思います。

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