商人の諺
なんか話が凄いことになっちゃった。どうなるのかな?
うーん。あの夫婦の知り合い数人は来るかなって感じで後はなんとも言えないなー。色も微妙だし。
あのデブがどれだけ嫌われてるかにもよるけどね。でも一番あり得ないかなってパターンなのはビックリだ。
イダンカさんはこうなるのも予想してたんですか?
凄い!僕なんて見てただけでした。大人の頼りになる男性って感じでカッコ良かったです!
あはは。予想してたって程じゃないさ。ウルフに同じ罠は効かないってね、手を変え品を変え臨機応変に商売するのが基本さ。ほら、彼女が僕を褒めたからって拗ねないの。
べ、別に拗ねてなんかないですよ!ただちょっと……。
クロス様が他の女性に言い寄られてる時のアットンはもっと凄い顔してましてよ?
してないよ!別にクロスがそうなのは昔からだし!
はいはいお終い。痴話喧嘩には近寄らない。これは商人の鉄則だ。
あ、誰か来たみたい。うん、強化して聞いてみるね。
どうやらさっきの人はマモニって名前でこの村を教会から言われて仕切ってるっぽい。僕達を探してるけど、食事料金のやり取りした後は帰って貰ったって言ってたよ。それ以外は何も買ってないな?って念を推してた。
なるほど。ワイアットの説明であった宿屋の夫婦は演技では無さそうだ。色は変わんないし、マモニやその取り巻きが民家に入っていった後にグレーから青に変わる人がチラホラいる。思ったより移住するかもな。
移動手段はどうするんですか?歩くにしても彼等に合わせてたらどれだけかかるか。
取り敢えず百人は越さないだろうから2段席の大型バスを俺が運転するわ。
あのさ、そう言えばなんでこんな寒い地下室作ってまで食べ物入れてるのかな?
ワイアット君はいくらでも入るマジックバッグと、何でも豊富な村で育ったからピンと来ないだろうけど、普通はマジックバッグには貴重品や良く使う日用品しか入れてないのが普通さ。
はえー。そうなんですね。
お、赤が遠くなって青とグレーが近づいて来る。
そろそろですのね。
そう言えば向こうでの面倒はどこまでどうやって見るんですか?
なあに、仕事は僕の会社が斡旋してもいいし、いつも護衛してもらってるハンター、ほらルボーに一緒に行ってた人の弟子入りさせてハンター稼業してもいい。
住む場所は会社の宿舎か何かに泊まって貰って借金と言う形だ。そうしないと何時までも居座られても困るし。
んじゃその説明も行く前にしてください。聞いたら半分位は来ないかもしんないな。すると多くても30人ってとこか。
大量の食料にテントなんかを念の為持ってきて正解だったよ。成長したマジックバッグ様々だ。
相変わらずの拙い文ですので誤字脱字あれば報告お願いします。
本作は私の文章力の低さに相まって、カギ括弧を使わない構成になっていますので余計にわかりにくいと思います。




