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タッチ!
つるつるぷくぷくの
小さな黒肉球は可愛い。
これは、過去の話。
子猫の小鞠が来てばかりの頃だ。
初めて子猫を見た先住猫達は
小鞠に威嚇してた。
その頃は
先住猫から隔離するケージの中に
小鞠が居た。
朝、目覚めて直ぐにケージを空けて
私は片手を小鞠に向けた。
私の片手に
前足を乗せてきたのだ!
肉球のひんやりとした
つるつるの感触が愛らしく
興味津々に私を見てる。
まぁ、私の周り、
外の景色を見ていただけ
かも知れないが
キラキラと輝いた目は
とても綺麗だった。
今では、先住猫と
一緒に居ることが多く
人間の後を着けるし
先住猫の後も着けてくる。
それが少し、寂しい。
先住猫に嫉妬する日が来るとは
飼い主冥利に尽きます。