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私が発火と唱えると、隣の黒子がマッチを擦る

黒子が支える、いわゆる一つの冴えた方法

作者: モロコロス

感想にお返事して、残ったネタで何とか捻ってるうちに大変なことに。

 魔力だか黒子だかが見える私。幼き魔王として有名になりつつ、黒子チームの管理やら姉との付き合いやら、最近とみに影の薄くなった父の慰撫やらで毎日忙しい時間を過ごしているが、そんな時に限って来客や仕事は増えるもの。真剣にアシスタント募集中の私である。誰か異世界来てくれませんか。条件は黒子が見える、これだけです。


 よく晴れた正午過ぎ。街の広場にて、十メートルくらいの距離を置き、私は挑戦者と対峙していた。広場と言っても以前まで街の外れと呼んでいたあの場所だ。ガソリン業火事件の後、訓練スペースとしてたまに整備していたのだけれども、私のおかげか人が増え街が拡がり、もう外れでは無くなってしまった。その上私に挑戦してくる無頼と野次馬があまりにも多く、姉と父が閃いてしまったのだ。領主様に掛け合い、私の果し合いスペースを兼ねた公共の広場と定まったこの元街外れに、街の人はしょっちゅう集まる。田舎街なので手頃な娯楽扱いな私である。そして、最近はさらに私の頭痛を加速させる、黄色い声と野太い声が響くのだ。


「はあい!魔王っ子ミャーリちゃんの姿絵、一枚三銅貨!」

「おいしいサンドイッチいかがっすかあ!魔王っ子ちゃん開発の新感覚!観戦しながら食事もいける!サンドイッチいかがっすかあ!」


 姿絵が姉、サンドイッチが父だ。父も姉も実に商魂逞しく、実の父や姉にまで「魔王っ子」呼ばわりされる現在に想いを馳せる私だった。やっぱり何か違う。そしてアイドル扱いは本気でやめて頂きたい。最近父と姉の私推しが危険水域。


 話が逸れた。今現在、私の目の前に立つ十代の少年は遠方、東の国からやってきた刺客である。野次馬があちらこちらで、少年の周辺情報を囁いていた。まあ大体は黒子の報告書にある通りで。


「あれが勇者か」

「魔王討伐のため、武者修行の旅だとか?」

「聖剣の探索って聞いてるぞ俺は」

「王女に振られ逆上、返り討ちで追放って噂もあるよ」


 最後のゴシップネタに振り返る私。詳しく聞きたい。王女ってどんな人だ、黒子の報告にも無かったぞ、その話。


「余所見をするな魔王、今は俺が相手だ」


 挑戦者こと、勇者タケヒコ君が私を遮った。どうにも空気の読めない男だ、流石勇者。余所見は私のせいではないのだが、仕方なく私は彼に向き直った。


 彼は日本人標準よりすこし背の高い、もうすぐ青年と言われそうな、まだ少年のあどけなさが少し残るような、そんな黒髪黒目の男だった。日本人転移者。彼は薄汚れた革鎧を身に纏い、剣を腰に下げ、腕を組んで立っている。


 その後ろには、砂で汚れた感のある黒子が六人。六人とはこれまた多い。全員が大きなリュックサックを担いでいる。登山かいや違うな、あれがマジックバッグなのか、と気付く私。無限収納に時間停止は常人には無理そうだ。


 そうだ、今度バッテリと冷蔵庫をリヤカーに載せ、マジックバックごっこで遊ぼう。生鮮品も扱えるし、もしかしたら八百屋相手に商売できるかもしれない。うむ、冷蔵庫リヤカーによる全国八百屋ネットワーク。全国なら何台必要だろう。父と姉が騒ぎそうで困るな。


 うむそれは、いやこまるな、など呟き続ける私にタケヒコ君のイライラが限界、彼が片足で大きく地面を蹴りだしたので、仕方なく私は妄想を止めた。私のせいでは無い。お前のマジックバッグが貧弱過ぎなのだ。


「十歳児つかまえて魔王呼ばわりは止めていただけませんか」

「ここまで待たせてそれか、ふざけおって。竜すら屠る大人びた口調の十歳児などいるものか、貴様、やはり伝説の魔王の生まれ変わりであろう。確信したぞ」


 タケヒコ君にディスられたが、口調についてはお前が言うな、と反論したい。なんだその言い方、若造が。いや私も十歳だが。


「アレを倒そが口調が堅かろが、見ての通り私は単なる子供です」

「こざかしい。『魔王っ子ミャーリ』が単なる子供なわけがあるまい」

「それは、町おこしのゆるキャラみたいなもので」

「町おこしで魔王を名乗るなぞ、頭のネジが緩みきっているな」

「頑張ってその口調わざわざ練習してるタケヒコ君には負けます」


 応酬を続ける私たち。「『竜すら屠る幼き魔王』じゃ、ミャーリのかわいさが伝わらない!」と閃いてしまった姉が、いやそれに乗っかった父が悪い。姉は悪くない。私はゆってない、自称するほどアブなくはない。潔白だ。んーアブないか?


 か弱さアピールが逆にこの手の連中を増やさないか心配した母に、「大丈夫、問題ない」と胸を張って答えたのは私だが、だって町おこしのためだって姉が言ってたし。実際に安全だし。私の姿絵がそのまま使われるなんて思っていなかったし。姉の私推しを舐めていた私が悪い。いや、姿絵師に嬉々として金を払った父が悪い。姉は悪くない。私は潔白だ。


 また話が逸れた。


「もうよい。貴様を倒して堂々と凱旋すれば、今度こそ王女も首を縦にふろうというもの」

「え、ゴシップネタが当たり?」

「何が当たりか。問答無用、構えろ!」


 タケヒコ君は宣言すると同時に剣を抜いて構えた。問答無用なのに構えろって、と呟く私。


 もちろん私の周りにはホームセンター製の長くがっしりとした角材を構えた黒子が十人ばかり立っているし、そもそも勇者タケヒコ君の背後には、勇者の六人の黒子からの視線も無視して、長いステンレスパイプを持った私の黒子が一人、最初からパイプを上段に構えて待機している。いつでも殺れます。一番向いてる職業は魔王ではなく暗殺者。


 さて、タケヒコ君がいつ動いても安心なのだが、タケヒコ君は構えて動かず。代わりに動き始めたのが彼の六人の黒子で、鉄パイプを構える私の黒子を無視すると決めたようだ。


 彼の黒子達はリュックを下ろして肩を回したり伸びをしてから、雨避けのカバーを外して、ゴソゴソと六つのリュックの荷物を引っ張り出し始める。暫くして、なかなか探し物が見つからず焦り始める黒子。おいおい。


 リュックの周りに増えていく服、下着、傘、腐りかけの食料、液体の入った革袋、束ねた薬草の山、ぬいぐるみ、ぬいぐるみ、ぬいぐるみ、ぬいぐるみ。魔物の死体多いな。そしてヤカン。ヤカンは下げとけ、リュックに入れるんじゃない。


 構えたまま無言のタケヒコ君、どんどん焦っていく黒子達と周りに拡がる荷物、立ち尽くす私と私の黒子。周囲でざわめく野次馬、あくびする観客側の黒子、姿絵銅貨二枚だもってけドロボーと叫ぶ姉。サンドーサンドーと叫ぶ父はどうでもいい。


 マジックバックの思わぬ弱点が明らかにっていうか、どのリュックに何を入れるかとか、どのポケットが何用とか、あらかじめ決めとくもんだろう。黒子が動いてる時間が認識されない、それをいいことに怠慢な仕事をするタケヒコ君の黒子達に少しイラつく。ウチの黒子が同じ事したら説教だな。ノートで記録取れば良い話だし、そうか副官だけじゃなくて記録係も欲しいな。


 また話が逸れそうになり、六人の黒子に関心を戻す。


 探している道具は何だろう、どんなビックリでドッキリなメカが出てくるのか。銃とか出てきたらどうしよう、など最初の挑戦者の頃は怖かったが、いままでの対戦相手が釣り竿とかバレーボールとかカードとか、ろくな道具を出してこなかったこともあり、多少の余裕がある。想像を超えるヤバいブツが出てくる可能性もあるが、その時は背後の鉄パイプで一撃だ。


 そうこうしているうち、やっとタケヒコ君の黒子達が探しものを見つけたようで、引っ張り出してきたのは巨大な白い幅広の縄だった。なんだろう、私は首を傾げる。相手側黒子の二人がそれぞれ、縄の両端を持つと、縄の中心を勇者なタケヒコ君の背中に合わせ、お互いに距離をとり始めた。タケヒコ君の背後で鉄パイプを構えていた私の黒子が、六人の黒子の動きを見てパイプを構えた手を下ろした。あ、呆れてるなウチの黒子。


 びにょおおおおおん。タケヒコ君の黒子が持つ縄が伸びていく。ぶっといゴム縄?


 黒子が二人がかりで一所懸命に伸ばすゴム縄の中心にタケヒコ君が構えていて、別の黒子が彼の背後でゴムを支えた。伸ばし役の黒子はゴムを伸ばしつつ私の方に一歩、また一歩と近づいてくる。それまで散らかした荷物を片付けていた黒子達も伸ばし役に加わり、合計四人で引っ張られるゴム。背中で支えている黒子も二人に増えた。タケヒコ君はずっと剣を構えて動きもしない。


 黒子が全員必要なんだ、この魔法。


「タケヒコ君。もしかして加速とか使うつもりですか?」

「な、なぜそれを!」

「その魔法、危ないと思うんですが」

「そんなことはない!ずっと訓練してきたんだ、出来る!多分!」

「多分って」


 私はタケヒコ君の説得を諦めた。口調が変わってるのは気にしない。彼は失敗から学ばないといけないのだろう。


 私も角材をもう一本用意して、タケヒコ君と私の中間地点に黒子二人を立たせ、膝の高さにその角材を構えておくように命じた。黒子が足を出しておくでもいいのだが、棒の方がより確実だろう。私は自分の準備を済ませて、彼の準備が終わるのを再び待つ。棒一本で防がれる加速って。


 それにしても時間がかかりすぎである。ゴムを伸ばすだけで、体感でカップラーメンが出来そうな時間が流れている。この隙に攻撃すれば確実に勝てるのだが、黒子が準備している間は誰も手を出さない、動かないのがこの世界のお約束。のんびりと待つ私、無自覚に黒子の準備を待つ勇者、戦いの予想で盛り上がる観衆、野次馬に混じってポテチ食べてる黒子。試合開始までのラストスパートで声を上げる売り子の父と姉に、飛び交う銅貨と私の姿絵。止めてほしい、本当は。


 お約束を守る必要は無いけれど、色々と残念なタケヒコ君に免じて、そして父と姉の売上に少しでも貢献するべく、ゴムにプルプル震える彼の黒子達や、空をただ眺める私である。空か。空と言えば飛行魔法。飛行魔法と言えば。


「さあ、勇者タケヒコ推して参る!」

「あ?」


 そっらっをじゆうにっとっびたっいなああ、はあい、黒子がホームセンターにあるものだけで雑に造った人力飛行機いい。うわあ、それ私死ぬやつ〜。あと雑はやめろマジで。空を眺めながら思い出に、心も高度五メートルあたりを漂う。はあい、熱気球からのウィングスーツ〜、ダメ〜それ現役選手すらよく死ぬ奴〜。


 暇過ぎな私は、空を安全に飛ぶ方法、その挑戦の軌跡を思い出していた。熱気球でいいじゃん。あとパラシュート。なぜウチの黒子はいつまでもパラシュートを用意してくれないんだ、結構切実。ホームセンターに売ってないからね。


 いつまでも心が高度五メートルを滑空している私の様子に、勝機を見たタケヒコ君がやっと動いた。ゴムの準備は出来ていて、六人の黒子の腕はとっくに限界だった。


「すきありいえげふっ」


 タケヒコ君がばしゅん、とゴムの力で飛び出した。かなりな速度で私に向かって来たので、おお、加速成功かと思った瞬間、だっだっだだん、とタケヒコ君、なんと私が用意した角材ではなくそこら辺の小石につまづく。そのまま縺れた足が角材にがつんと引っかかり、ぽおん、とタケヒコ君はベリーロールの様に空を舞った。どっすんごろりんと落ちて転がりながら私の目の前にやってきた彼は、頭を打ったか大の字で横たわったまま動かない。


 効果音付きだと逆によく分からないな。要は飛び出して転んで気絶。わかりやすい。


 しかしここまでとは。タケヒコ君のリアクション芸人体質に感激する私である。ゴムを用意した時点で分かってたけど。あと、角材に体重が乗った瞬間にうまくかちあげ、勇者を飛ばした私の黒子二人は地味にいい仕事をした。


「すごい」

「なにがだああああああ!」


 私が思わず感嘆の言葉をあげたにもかかわらず、勇者タケヒコ君は泣きそうな顔をして叫び、よろよろと立ち上がった。頭を打った後、すぐに動くのはよくない。


「もう一度だ、もう一度、今度こそ」

「え?」


 タケヒコ君は、剣を杖代わりに自分の黒子の方に戻っていった。もう一回やる気なのだこの勇者。芸人の鑑である。もう黒子の腕はパンパンの筈だが。私の黒子たちが、今にもタケヒコ君の頭にぶちかますつもりで構えていた角材を地に下ろしたところで、タケヒコ君の加速が再スタート。


 案の定、二人の黒子が再度背中のゴムを押さえ、四人の黒子がゴムを伸ばし始めるが先ほどよりも時間がかかっている。私はそれを眺めていた。主に黒子の腕をだ。


 黒子が全員で息を揃え、ゴムを伸ばしていく様は非常に感動的だった。その勇姿を眺める人間は私だけ。もったいない。そして右と左の黒子たち四人の腕はついに限界を突破した。


 ばしゅん、ばっちいいいいいん。


 左右から勢いよく飛んだ太いゴム縄が、じっと構えていたタケヒコ君の顎とこめかみにクリーンヒット。ていうかタケヒコ君の後ろで支えていた黒子、タケヒコ君を壁にして避けたな。


 タケヒコ君は何も言わず、ぐるりと白目を剥いて再び大の字に倒れた。リアクション芸人魂、とつくづく感心する。伸ばし役の黒子四人が呆然として押さえ役の二人を見た。目を逸らす二人の黒子。数秒後、四人の黒子がゆっくりとタケヒコ君に近づき、ヤカンを取り上げ介抱を始める。渋々とそれを手伝う残り二人の黒子。


 よし、芸人に勝った。


 黒子が色々頑張ってるだけのこの人力魔法世界で、加速系魔法なぞ無理だと気付かなかったのかタケヒコ君。「人力で出来ることしかできない」と書かれた魔法書を最初から読み直してこいタケヒコ君。敗因はこの世界の魔力の本質を理解していないからだぞ。だから芸人体質なのだ。


「魔王っ子、手すらだしてねええ」

「こえええ」

「はあい、魔王っ子ミャーリちゃんの、一分以内完勝で〜す」


 戦いにすらならかった戦いに街の人たちが叫び、母が結果を大声で告げた。


 私から見ればそれこそ、黒子によるゴム縄探しの時間も含めると十分以上かかっているのだが、黒子が動いてる時間は常人には認識できない。つまり傍目には、開始直後、勇者が凄いスピードで駆け出し転び、最初の場所に戻って再び構えたが駆け出す前に突然倒れて終わりだ。一分くらいだろう。凄いな、本当に私何もしてないな。


「ちくしょう!一分は持つと思ったのに!」

「あああくそお!」

「勇者に賭ける奴があるか阿呆!」


 挙句の果て、胴元として稼ぐ母と目があう私である。お茶目にウィンクする母だが私は騙されない。姉の未来の嫁入り資金稼ぎをこっそり、ていう名目どこにいったんですかお母様。完全に自分が楽しんでますよね皆さんを巻き込んで?父もサンド売り切れ御礼の旗を振り回して迷惑だし、姉はミャーリちゃん人形近日発売のチラシを配り歩いていた。それは本当に止めて!


 私は慌てて周囲を見回し、女性っぽい黒子を六人、男性っぽい黒子を四人選んだ。


「お願い」


 私のお願いを聞いて駆け出し、チラシを配り歩く姉と小躍りする母の体を優しく押さこむ女性黒子達、周囲の迷惑も顧みず売切御礼の旗を振る父を乱暴に押さえこみ、旗を奪う男性黒子達。突然体が動かなくなって驚く父、母、姉。私の黒子を黙って見守る家族の黒子。


 女性黒子にやさしく取り押さえられ、え?なぜ?と呟く姉の下に私は駆け寄る。黒子が姉のチラシを取り上げて別の黒子に渡し、姉の束縛が解かれる。その後母を青空賭場から首根っこ掴んで連れ出したり、父の旗を折って捨てたり、タケヒコ君のより、私の黒子の方がしっかり仕事してると思う。


「あまり騒ぎ過ぎると領主様に怒られますよ。もう終わりましたし、帰りましょう」


 笑顔で家族に告げる私。私の笑顔で、周りの野次馬達は帰り支度。


「まんじゅうだ、今度はまんじゅうを売ろう、ミャーリちゃん」


 「魔王っ子まんじゅう」ですか。それ止めましょうって言いましたよねお父様。


「もう少し!この一回がチャンスなんだから!凄く儲かるのよ!」


 もうこの母捕まっちまえばいいんじゃないかな、と思う私。


「いつの間にチラシが消えた?ミャーリって凄い!」


 そしていつもの様に、私を抱きかかえ凄い凄いとくるくる回る姉、だった。


 所詮人力なこの世界、自分が速く動いても破綻する。加速に感覚も肉体も追いつかないし。だから私は自分が速く動くのではなく、相手を抑え、動かさない方を選ぶ。黒子が干渉する間、黒子や世界を認識できない父や姉には、チラシも旗も一瞬で消えたように見えるだろうし、それこそ私と黒子は「認識できないほど素早く」動けるのだから。


 黒子は用法用例を守り、正しく使いましょう。改めて強く思った私だった。あと姉は悪くない、チラシの資金を提供した父が悪い。


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― 新着の感想 ―
[良い点] わたしの中の魔法の概念というかイメージがガラリと変わりました!
[良い点] 黒子たちの職人芸に、読めば読むほどあっぱれと言いたい……あとゆるキャラとか言っても転移系勇者さん同郷に気付かないんだ……ゆるキャラ、あるんだろうか……そして勇者でも黒子が見える神の目はない…
[良い点] インベントリ的なマジックバッグ的なものが、黒子さんの背負っているリュックだったなんて、おもしろすぎです 食材腐ってるのが悲しいですね
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