学 校 規 約 【後編】
放課後、 僕はわくわくした気持ちから一転して
切ない気持ちに変わる。
「くそー! てか何で部活辞めただけで停学なんだよー! 絶対可笑しいでしょ‼︎ 」
そんな気持ちの中、 白樺駅に着く。
今日は放課後に呼ばれて帰宅したから
外はちょっとだけ寒く夕焼けがでていた。
そんな夕焼けを見ながら僕は
幼馴染の小原奈々美の事を考えていた。
「キン コン カン コン キン コン カン コン」
電車が通り過ぎ、 踏切の奥には幼馴染の小原奈々美がいた。
え、夢かこれは⁉︎ 夢なのか⁉︎
そんな風に考えていたら、 奈々美が目の前に居た。
奈々美「あんた、 停学とか何したのさー‼︎ 」
僕「それは... その.... あの..... 」
そこには悲しそうな顔をしながら泣いている奈々美がいた。
奈々美の顔を見ていると、 彼女以上に停学を軽く考えていた自分が情けなくなった。
そして、 終点田舎道行きの電車が来る。
幸いな事に、 田舎道に住んでいるのはほんの一握りだったので、電車に乗っているのは二人だけだった。
電車に乗っても泣き止まない奈々美にどうしたらいいかわからなかった。
停学の事情を伝えたかったが、 勿論伝えれる訳もなく家に帰宅する。
「あぁー! 停学は情けないけど、 奈々美絶対誤解してる。 あぁー‼︎」
気持ちが落ち着かない僕は
とりあえず気持ちを落ち着かせる為に
携帯のアプリゲームをやる事にした。
何もしていないと、奈々美の顔を思い出すからだ。
そんな時携帯を使用していると
ふとある考えを思いつく。
「そうだ、 LINEだ!! 」