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Re:member  作者: 五流工房
高校3年編
33/53

Re:member 3rd ????? side

それは青梅雨の季節。


私は友達の誘いを受けて、その子の"彼氏"と対面する所から話ましょうか。

と、その前に。どうしてこうなったかくらいは説明してあげるわ。

そうね、記憶が確かなら、あれは学校での出来事だったかしら。


『・・・彼氏は作らないの?』

『え?今はいいかな。でも1つ質問したら、恋愛って楽しいの?面倒くない?』

『ん~最初はわからなかったけどね。今は楽しいから面倒ではないかな』

『そっか。楽しいならそれでいいけどね』

『うむ。ねぇ~なら1回私達と会ってみる?今度聞いてみるよ?』

『・・・ま、そっちがいいなら会ってもいいわ』

『じゃ、今度聞いてみるね』


と、いう流れで・・・私は今日。

友達の"しよ"とその彼氏と、こうして会ってるって事なのよ



~ Re:member 3rd mia's side ~



「こちら私の友達の"みあ"さんです」

「こんばんは。そして初めまして彼氏さん」

「あ。ども、アキトと言います。よろしく」

「アキト・・・くんでいいのかしら?しよ、その呼び方なら怒らない?」

「べ、別にそこまで気にしなくていいよ。ね?アキトも気にしないよね?」

「え?ああ。大丈夫、呼び捨てでも構わないんで」

「そ、そうなんだ・・・でも私はアキトくんでいいわ」

「うむ。でねでね~みあって本当に頼りになって・・・・・・」


と。こんな感じで話は続くのだけど、ここは割愛させていただくわ。

感想だけ話すとしたら

しよの幸せそうな顔を見ていると、私もなんだか嬉しかった。

彼氏も特に欠点は見当たらないし、安心なんじゃないかしら?

だから。これかれも彼女の事は彼氏さんに任せられると思っていたの。


・・・でも


事態は突然、いいえ。急変してしまった。

その原因は・・・・・"ワタシ"


・・・・・

・・・


あれから数日が過ぎた頃。


私は、意外な場所で彼と再開するわ・・・

その場所は"とある陸上競技場"の敷地内。

どうやら彼は部活の練習の為に部員と来ていたようで

私は"ランニング"をする為に適当に走っていたのだけど・・・


「ん?あれは・・・確か」

「どうしたアキト?」

「悪いヒロ。先に練習するよう仕切っといてくれないか?」

「え?僕は部長じゃないし、お前が部長だろ?てか、いつもいないから誰が仕切っても同じか」

「だろ?じゃあすぐに戻るからさ」

「へいへい」

「さて、俺の事覚えてるかな?とりあえず声掛けてみよう」


「おーい。みあさん?」


ん?さっき誰かに呼ばれたような・・・ま、気のせいよね?


「あらら、聞こえてないのかな?じゃ、俺も走るか」


なんか後ろから私を追いかけて来る気配があるのだけど?

私に追いつこうなんてバカなヤツもいるもんだわね!少しだけ本気・・・

「よ。やっと追いついたよ」

「わぁぁぁ。あんたなんでココにいるわけ?」

「え?部活で今日はココに来てるってわけだけど、みあさん足速いんだな・・・追いつくのに苦労したぜ」

驚いたわ。だって私は走るの得意なのだけども、彼は私と同じくらい足速いのね・・・

とりあえず立ち止まる2人。

「はぁ。で、私に何か用でもあるの?」

「え?たまたま見つけたからな、声掛けてみたくなったんだ」

「そうなの・・・部活って陸上?」

「いや、弓道だ」

え?

「いやいや、こんな足の持ち主なら陸上しなさいよ」

「まーそう言いうなって。俺は今年で卒業だし、今更部活は変えられないな」

「ふーん。もったいないなぁ」

「もしかして、陸上してる?」

「してないわよ?私のは趣味であり特技ってとこかしら」

「ならさっきの言葉、そのままお返しするよ」

「あいにくと、私は自由に走りたい派なのであしからず」

「いいねーそう言う発想。俺は嫌いじゃないな」

そう言って彼は笑顔を見せる。

「それはそうと1回勝負しない?久しぶりに本気で走りたくなったし」

「あ~今から練習なんだ。だから今度にしてくれない?」

「いいじゃない。それに今度なんて私達にはないわよ?あんた彼女いるでしょうに」

「あ・・・でも彼女も俺の友達と仲良くしてるから大丈夫だと思うけどな」

ふーん。意外と私の知らない情報はあるものね

「それはそうとして、仮に約束してもいいけど、しよには内緒にしてくれない?」

「ん?まーいいけど。とりあえず勝負は次の機会でいい?」

「・・・わかったわ。じゃ都合のいい日はいつなの?」


それから私は、彼とまた出会う。

彼女には内緒にしてもらって・・・


・・・・・

・・・


男に興味なんてない。

だから彼氏なんて必要ない。

初めはそう思っていた。

でも、友達に彼氏が出来た。

私はもう1度考えた。

そしたら少し興味が出て来た。

だから確かめたくなった。

そう・・・それが全ての元凶・・・私の罪

最初は小さかった罪も、やがて大きな罪にまで膨れ上がる。


気がつけば、彼と会う回数が増えていて

その時間が楽しいと思える自分がいる。

私は彼に惹かれているのだと・・・実感したわ。


人を好きになる事は誰しもあると思うの。

でもね

私はバカだから・・・周りが見えなくなるくらい異性を好きになれた自分が誇らしとまで思った。

たとえその人が"友達の彼氏"であっても・・・



そして季節が変わる頃。

私も彼も・・・もう戻れない所まで来てしまっていた・・・


「ねぇ・・・アキト。あんたはもう私の・・・」

「・・・・・そうだな」

「私は多分。いや、確実に嫌われるでしょうね」

「悪いのはみあだけじゃない。俺も責任があるしな」

「しよの事は?」

「・・・・・」

「その答えはきっと正しいわ。嫌われ役は私だけで十分なの」


・・・・・

・・・


しよ・・・・・本当に・・・ごめんなさい



next → Re:member 3rd calm...the destination of the heart01

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