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Re:member  作者: 五流工房
高校2年編
22/53

Re:member 2nd shino's side

あ、お久しぶりです。覚えていますか?

しのです。

転校して半年、こちらの生活に溶け込み、友達もそこそこ出来ました。

順調に生活を送っているのですが、ただ1つだけ。

私にとっては悩み事(迷い事)が訪れたのです・・・



~ Re:member 2nd shino's side ~



それは転校して4ヶ月が過ぎた頃の事です。


最近下校時間になると・・・私の背後に"視線"を感じるんです・・・

あ、そんな書き方をしてはストーカーの被害に遇ってるようですが

そんなんじゃなくて、えっと・・・結論から言えば"クラスメイト"です。

そう、クラスの真面目な男の子。

実はその子は、自分で言うのもおこがましいのですが

私の事をですね・・・す、好きみたいなんです。


ある時、彼は私に"告白"して来ました・・・


『しのさんに、もし彼氏いないなら・・・僕と付き合ってくれませんか?』


私はすぐには返事は出来ないと言って、この件を保留にしてもらいました。

何処かで聞いた事ある展開みたいですが、まぁ気にしないで下さいね。

それから数ヶ月・・・彼からの眼差しを背中に感じる事が多くなりまして

私はその事に"気づかない"フリをして現在まで過ごしてました。


「はぁーどうしよっか・・・」

私は部屋で独り言を呟き考えてました。

彼は私にとって嫌う要素がなく、その後も返事を待っててくれてる。

でも、あの眼差しは・・・ねぇ?

あっちは真剣なんでしょうね、きっと。私が彼を困らせているんだ。

困らせる?

あーそういやあの時も困らせたよね・・・

「やっぱ私って、ズルいのかな」

そう呟き、私は机の引出しに手を伸ばす。

ふと時計を見る

「遅い時間だよね?でもまだバイト続けてるなら・・・大丈夫だよね?」


私は悩んでる答えを求めるべく"彼"に連絡をしました。


・・・・・

・・・


「・・・と、言うわけなのね」

「なるほど。って事はその子には」

「まだ、返事はしてないの」

「確認だけど、その子が嫌いなのかい?」

「そうじゃないけど・・・きっと、貴方と同じ状況だよ?」

「・・・・・ほんと、しのには敵わないな」

「だから・・・ヒロくんと、どうしても話したかった」

「大体の状況は理解できた。しのは僕に気を遣ってくれてる?」

「うーん・・・ヒロくんは今でも大切な人だよ」

「それはこっちも同じ。でも・・・」


-変わって行くんだ・・・お互い-


「でも、君が幸せになるのは僕の望みでもある」

「・・・うん、ありがと」

「僕の事は気にしなくていいから、自分に素直になりな」

「ヒロくんは・・・幸せになれそう?」

「さぁどうだろ?でも、しのと話し出来たおかげで前に進めそうだ」

「いい人、見つけたのね?」

「察しのとうりです。でも、僕じゃダメだな・・・きっと」

「そんな事ないって。私にはちゃんと言えたでしょ?」

「あ~あ~電波悪くてキコエナ~イ」

受話器の向こうで明らかに動揺している姿が想像できました。

「ヒロくんなら大丈夫。私が保証しますよー」

「あ、ありがとう」

「・・・あ。ごめんなさい。もうこんな時間なんだね」

「別にいいって、電話くれてほんと嬉しかったから」

「私も久しぶりにお話し出来てよかった。また掛けてもいい?」

「うん。いつでもいいよ。悩み事あれば相談にも乗るしね」

「ありがと」

「彼氏候補にしっかり返事しなさいね」

彼氏候補か・・・なんだか寂しいかも

「うん・・・・・あっ」

私はやっぱり君との繋がりは持っていたいよ。でも迷惑かな?

沈黙になったの事を察してくれたのか彼は私にこう言いました。

「・・・自分に素直にね」

その言葉で私は決心し、最後に彼にこう言いました。


「他の人を好きになっても友達でいてくれますか?」


彼は考える事もせず、躊躇いもなく

「もちろん、僕からお願いしたいくらいさ」


・・・・・

・・・


そして数日後の事です。

私は新しい恋に歩み始めました・・・


「ねぇ。本当に私でいいんですか?」

「・・・も、もちろんです!改めて僕と付き合ってもらえませんか?」

「沢山待たせてごめんなさい。少しずつお互いを知って行きましょうね」


そう言って、私は・・・彼に頭を下げました。

彼も慌てて頭を下げてくれて、微笑んでくれました。


「これから宜しくお願いします。しのさん」

「私の事はしのって呼んでね」

「え?失礼じゃないですか?」

「しのって呼んでくれないとー、私は貴方の彼女になりませーん(笑)」

「ええ!?・・・・・よし。じゃあ今から一緒に帰ろう・・・しの」

「はい。よくできましたぁ」


私は彼の手をそっと掴み、君に魅せていた時と同じ笑顔を送りました。


『次は君だよ・・・頑張ってね』



next → Re:member 2nd Summer Days02

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