Re:member 2nd shino's side
あ、お久しぶりです。覚えていますか?
しのです。
転校して半年、こちらの生活に溶け込み、友達もそこそこ出来ました。
順調に生活を送っているのですが、ただ1つだけ。
私にとっては悩み事が訪れたのです・・・
~ Re:member 2nd shino's side ~
それは転校して4ヶ月が過ぎた頃の事です。
最近下校時間になると・・・私の背後に"視線"を感じるんです・・・
あ、そんな書き方をしてはストーカーの被害に遇ってるようですが
そんなんじゃなくて、えっと・・・結論から言えば"クラスメイト"です。
そう、クラスの真面目な男の子。
実はその子は、自分で言うのもおこがましいのですが
私の事をですね・・・す、好きみたいなんです。
ある時、彼は私に"告白"して来ました・・・
『しのさんに、もし彼氏いないなら・・・僕と付き合ってくれませんか?』
私はすぐには返事は出来ないと言って、この件を保留にしてもらいました。
何処かで聞いた事ある展開みたいですが、まぁ気にしないで下さいね。
それから数ヶ月・・・彼からの眼差しを背中に感じる事が多くなりまして
私はその事に"気づかない"フリをして現在まで過ごしてました。
「はぁーどうしよっか・・・」
私は部屋で独り言を呟き考えてました。
彼は私にとって嫌う要素がなく、その後も返事を待っててくれてる。
でも、あの眼差しは・・・ねぇ?
あっちは真剣なんでしょうね、きっと。私が彼を困らせているんだ。
困らせる?
あーそういやあの時も困らせたよね・・・
「やっぱ私って、ズルいのかな」
そう呟き、私は机の引出しに手を伸ばす。
ふと時計を見る
「遅い時間だよね?でもまだバイト続けてるなら・・・大丈夫だよね?」
私は悩んでる答えを求めるべく"彼"に連絡をしました。
・・・・・
・・・
・
「・・・と、言うわけなのね」
「なるほど。って事はその子には」
「まだ、返事はしてないの」
「確認だけど、その子が嫌いなのかい?」
「そうじゃないけど・・・きっと、貴方と同じ状況だよ?」
「・・・・・ほんと、しのには敵わないな」
「だから・・・ヒロくんと、どうしても話したかった」
「大体の状況は理解できた。しのは僕に気を遣ってくれてる?」
「うーん・・・ヒロくんは今でも大切な人だよ」
「それはこっちも同じ。でも・・・」
-変わって行くんだ・・・お互い-
「でも、君が幸せになるのは僕の望みでもある」
「・・・うん、ありがと」
「僕の事は気にしなくていいから、自分に素直になりな」
「ヒロくんは・・・幸せになれそう?」
「さぁどうだろ?でも、しのと話し出来たおかげで前に進めそうだ」
「いい人、見つけたのね?」
「察しのとうりです。でも、僕じゃダメだな・・・きっと」
「そんな事ないって。私にはちゃんと言えたでしょ?」
「あ~あ~電波悪くてキコエナ~イ」
受話器の向こうで明らかに動揺している姿が想像できました。
「ヒロくんなら大丈夫。私が保証しますよー」
「あ、ありがとう」
「・・・あ。ごめんなさい。もうこんな時間なんだね」
「別にいいって、電話くれてほんと嬉しかったから」
「私も久しぶりにお話し出来てよかった。また掛けてもいい?」
「うん。いつでもいいよ。悩み事あれば相談にも乗るしね」
「ありがと」
「彼氏候補にしっかり返事しなさいね」
彼氏候補か・・・なんだか寂しいかも
「うん・・・・・あっ」
私はやっぱり君との繋がりは持っていたいよ。でも迷惑かな?
沈黙になったの事を察してくれたのか彼は私にこう言いました。
「・・・自分に素直にね」
その言葉で私は決心し、最後に彼にこう言いました。
「他の人を好きになっても友達でいてくれますか?」
彼は考える事もせず、躊躇いもなく
「もちろん、僕からお願いしたいくらいさ」
・・・・・
・・・
・
そして数日後の事です。
私は新しい恋に歩み始めました・・・
「ねぇ。本当に私でいいんですか?」
「・・・も、もちろんです!改めて僕と付き合ってもらえませんか?」
「沢山待たせてごめんなさい。少しずつお互いを知って行きましょうね」
そう言って、私は・・・彼に頭を下げました。
彼も慌てて頭を下げてくれて、微笑んでくれました。
「これから宜しくお願いします。しのさん」
「私の事はしのって呼んでね」
「え?失礼じゃないですか?」
「しのって呼んでくれないとー、私は貴方の彼女になりませーん(笑)」
「ええ!?・・・・・よし。じゃあ今から一緒に帰ろう・・・しの」
「はい。よくできましたぁ」
私は彼の手をそっと掴み、君に魅せていた時と同じ笑顔を送りました。
『次は君だよ・・・頑張ってね』
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