Re:member akito's side01
バイトに入って5ヶ月が過ぎた。
仕事にも慣れバイト仲間とも親しくなり
毎日が順調だった。
「やっほ〜アキト。今日も頑張ってるかね?」
「お、しよか。相変わらずのテンションだな」
「まぁ元気だけが私の自慢なのだよ」
「出会った頃はローテンションだったが?」
「はう。あの時の事は忘れて」
~ Re:member akito's side01 ~
俺は”アキト”
で、ここ数ヶ月でハイテンションガールになったのが”しよ”
彼女とは入った時期が同じで、今の所1番親しくしている存在だ。
ん?狙ってるかって?
残念、俺は彼女がいるんだ。だから友達として彼女の事は見ているってわけさ。
「最初は色々と警戒するのは基本だからな、女の子だし当然だろうよ」
「警戒って・・・そんなんじゃないもん」
しばし口論が続く中、俺達の背後から近づく影。
「はーい、お喋りは結構だけどちゃんと働かないと給料あげないよー」
店長だ
とは言え、ココの店長は本当に店長か?と言うくらい人当たりのよい人だ。
「あ〜ごめんなさい!じゃ〜ね」
彼女は足早に持ち場に戻る
「すんません!俺も戻ります」
俺も急いで戻ろうとした時
「あーアキトくんには少し話あってね、一緒に店長室に行こうか」
え?なんなんだ?もしかして何かやらかしたか?
俺は恐る恐る店長と一緒に店長室へ入った。
「あ、あの。何かしましたか?」
話が始まる前に先に質問してしまった俺。
「ん?あー、心配しなさんな。アキト君は何もしていない」
「え?なら何でしょう?」
「君に1つお願いがあってね」
・・・・・
・・・
・
バイト終了時
「おつかれさ〜ん」
「おつかれ」
「早速だけど〜店長に何を言われたのよ?」
「あ、それはな・・・」
しよに店長からの用件を話そうとした時
「お疲れ様です。アキトくん。しよちゃん」
「あ、しのちゃん。おつ」
「2人で秘密の相談ですか?」
「いや、そうじゃないんだがな、しのも聞いてけよ」
「え?何を?」
「店長命令がアキトに下ったんだって〜」
「そうなの?もしかして人材募集を頼まれた?」
え?なんで知ってるんだ?
「あ、ああ。そうだな。もしかして俺以外にも頼まれた人いるんだ?」
「え?私は頼まれてないなぁ」
「私も頼まれていませんよ」
「じゃーしのは何でわかった?」
「え?そ、それは・・・勘かな 」
・・・・・
・・・
・
そしてヤツはやって来た。
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