条件発生!
譲二達3人は、藤崎麗華にバスケ部を作ってくれるなら作ってくれ、とお願いした。
そして、藤崎は彼女の親に言い、彼女の親は快く引き受けてくれた。
こんこん。「失礼します」と藤崎の親は校長室の中へと入っていく。
「おお、これはこれはPTA会長藤崎様。今日は何用でいらしゃったのですか?」
「はい、今日は男子バスケットボール部を作ってくださるように依頼に来ました」
ごほっごほ。校長先生はまたも咳き込む。だが落ち着いて話す。
「それはなぜです?」
校長先生が聞くと藤崎の親はこう答えた。
「いや、数ある部活動の中で男子バスケットボール部を作らないのはおかしいと前々から思っていたんですが、先日に娘が作って欲しい生徒さんがいるといいましてね。それがきっかけで来ました」
だが校長も反論する。
「いやですが、わが校はある事件をきっかけに男子バスケットボール部を廃部したんですよ」
「はて?ある事件と申しますと?」
校長先生の言葉に疑問をもち聞くと。
「まぁ、言うのもお恥ずかしい事件があったんですよ」
だが、ここまで来ると藤崎の親も反論の材料がなく仕方なく話を切り出した。
「ならば、何かの条件をクリアすれば、作って頂けるのですか?」
そこで校長の出して条件は。
「ならば、今年、6月の県大会の優勝チームと戦って、勝てたらいいですよ。」
と言う条件だそうだ。だが藤崎の親も。
「そんなの無理に決まってるじゃないですか!それに県大会の優勝チームが相手してくれるはずないでしょう?」
と反論はするが、校長もそれ以上無理だと言う。して口論が終わり最終的にこうなった。
{条件。県大会が終わり、先に進めなかったべスト4の相手をし勝てたら部を作る。ただし、負けてしまったら、男子、女子、それぞれのバスケットボール部を完全に無くす。}
「そうなってしまった、もう引き返せない。すまないな、なおベスト4の相手は校長じきじきにお願してくれるそうだ」
この言葉を聞いた譲二たち、そして女子バスケットボール部は愕然とした。だが、たった1人誠也が言った。
「ははっはは。俺は全国にいったんだぜ?そして沖田も、三上も全国レベル!県大会。しかもベスト4なんてよゆーだぜ!ははっはははっははは」
ふざけているようだったが,本気らしいそして尚樹も叫ぶ。
「そーだよなー負けるはづがねー勝てるぜ!」
だが譲二は1人違った。
「ばーか。人数たんね-だろ?せめて後二人。それに中学では時間も伸びるから交代が必要だろ。」
「って何で冷める事をいーうかね?だからもてねーんだよ。冷徹人間!」
と誠也に言われる。だがそこで女バスのキャプテンが、
「大丈夫。女バスもコート貸すし人集めも手伝うから!」
と言ってくれて少し嬉しかった。
そして俺達の挑戦は始まった