私が作りましょうか?
こんこん!譲二はノックをして校長室へ、「失礼します。1年3組の沖田譲二と言います。校長先生に用があって来ました。」そこにはザビエルのようにはげた校長先生がいた。「ん?何だね入学早々。」譲二はスタスタと校長先生の前へ「先生!バスケ部を作ってください!」「なっ!ごほっごほ」と驚き咳き込む校長先生。「ごめんねーよく聞こえなかったよ。もう一度言ってくれないか?」「いや、だからバスケ部を作ってください。」きっぱり言う譲二。だがこの校長先生ある事件が理由でバスケ部を作らないらしい。「いや、だめだ、だめだ!バスケ部は作らん!」理由はわからないがいきなり怒鳴ってきたので、譲二は怒鳴り返して反論した。「なんでだ!女子はあるじゃないか!ふざけんな!」「む、なに?」譲二はつい勢い余って言ってしまった。だが、その後も反論をするがまったく了解する事はなく譲二はあきらめて出て行った。その後尚樹と誠也にそのことを話した。「なんだそれ!おかしーだろ!」誠也が怒鳴る。「ンなこと言ったてしょーがねーだろ?校長があほなんだし」と尚樹も言う「まぁ仕方ね-だろ。でもどーする?この2時間の部活見学。」譲二がつぶやく。すると誠也が「女子はあんだろ?見に行って見よーぜ。」体育館に行ってボーっとする三人。「バスケット。好きなんですか?」背後から声がする。後ろには三人の女子が立っていた。「あっ!いや、だってずっと見てたもんだから。」少し恥ずかしながら真中の子が言う。「おう!好きだぜ!でもよー男子のほうがねーんだよ!ひどいとおもわねー?」と誠也が言う。すると右端の子が真中の子のこのところを指差して「うーん。あのさーこの子藤崎麗華って言うんだけどさー」言い終わる前に誠也が口を出す「わかった!さては俺のファンだな!俺も結構全国で活躍したからなー」と偉そうに言うが「違うよ!」さっきの子がすぐに言う「なに!えーと。Aさん!うそはいけない!」でまた先の子が「私は鈴木藍そしてそっちは、永野亜由美だよ。だれがAさんだそれに嘘じゃないし。」「そうか!じゃこっちは」と誠也が自己紹介をしようとするが。鈴木が「知ってるからいいよ。あたしらさー試合見てたの。風神対小佐久のやつ。それで話がそれちゃったけど。麗華がねー沖田君のファンなんだって」「ちょっと藍ちゃん!いきなりそんな。」あせっていた。だが鈴木は「まぁいいジャン!うん麗華ねー、あのチーム得点すべてに関わった試合あれ見てからなんだ!」とハイテンションに話しているが、譲二は「ふーん。あっそ!俺今バスケ部作ることしか考えてないから。」と冷静にあっさり返す。だが藤崎が「だったら。私が作りますよ!」と叫ぶ。「はぁ?どうやって?」と尚樹が言う。するといきなり永野が「あーそっか。麗華の親PTAの会長だもんねー」「え?」今この言葉で三人に希望の光が注ぐ。