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反発、敗戦、自信、結果

「俺達はなぁ、ミニバスからずっと一緒で、ミニバスでは全国に行ったんだよぉーでもなぁー中学でナぁー」

瓦屋先輩が間延びした言い方で言う。





「うおおおーーまた決めたぁーあの7番!上手いなぁー」

中学の初めての大会。

監督の榑林は実力順でレギュラーを決めるために、5人はすぐにスタメンになってしまった。

その当時の先輩は下手ではあったがそれなりにやっていたためいらつき、そして反発した。

ガン!と譲治のむなぐらを掴みロッカーにたたきつける。

「てめーらがでかい顔をしてくれたおかげでめちゃめちゃだぜ!ででけよ邪魔なんだよ!」

「ハン!負け惜しみか?見苦しいぜ?下手くその方が出ていった方がいいんじゃないの?邪魔だし、端っこにでもいてくれよ。あんた俺が来る前は俺のポジションだったらしいね。実力重視!この言葉が榑林の考えだ!解る?」

「何ぃ!」

先輩に反発する譲治をなだめようと陵駕が出てくる。

「すみません!おい!譲治も生意気なこと言ってねーで謝れよ!」

「ほおぉー。言いこと言うじゃねーか陵駕君!なぁー」

謝る陵駕に先輩がいきなり頭をつかみ膝蹴りをした。

「くぁ!!ぐう」

悲鳴を上げる陵駕。

「あーあ。やッちゃッタ!陵駕は俺より短気で危険なんでぜぇー?その前の俺が殴るけどね!」

一歩前に出る譲治を片手で制し止める。

「やめろ譲治!」

「あ?なんでだよ!」

「俺がやるからだ!」

そういうとすさまじいスピードの鋭いパンチが先輩に入る。

「なにすんだよ!やっちまおうぜ!」

「相手になりますぜ先輩!」

そういうと5人の先輩たちは突っ込んだ。

「このでかぶつがぁー!!!」

などと罵声が起きるが、何しろその時すでに180はある長身瓦屋と、合気道を習う木場氏懸河と大神。

そして危ないと言われるコンビの瀬良と津浪には相手ではなかった。

10分後には全員横たわっていた。

その結果、10日間の活動停止、そして先輩は居づらくなり全員退部。

5人の先輩しか入らなかったので1年5人の部活になった。

そして県大会まで勝ち進むと言う快進撃を見せたが、結果はそこでストップ。

小学で全国に行ってもそこまでは通用しなかった。

そして先輩たちは小学校から反省会をしている場所のコートに立ち寄った。

「くそ!なんで勝てなかった?ちくしょう!」

空気が暗くなる中一人叫ぶ譲治。

「やっぱ。なめてたんかな?バスケを」

そう言う瓦屋。

そして無言になる。

「こうなったらよ!頂点極めようぜ!そうじゃなきゃ、そうじゃなきゃよ!気がすまねーんだよ」

こうして5人は、1つ1つのプレーに誰にも負けない自信と強さを身に付けていった。

そして2年の時全国に行った。



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