昔の天才の先輩達。
「陵駕。お前なんでこんなところに?」
津堂が聞くと陵駕は、
「そりゃぁこの中学が母校だからっすよ!」
そう言うと校長が
「陵駕?まさか!あの津浪陵駕か!?」
「へ?だれっすかあんた?俺はここの校長に用があって。…………あんたがそうか?」
そう言うと校長はこくんとうなずく。
「うおおおぉぉーー先生!!久しぶりぃーーー」
「え?JBLの陵駕さん?風ヶ丘出身だったんですね!」
そう叫ぶ辰巳。そして校長が、
「尚樹君!この人が当時のキャプテンで君の着ている4番を着た人!同じポジションだしね。」
「そうなんだ。」
小声だったので誰が言ったのかわからなかったが多分尚樹だろう。
「ところでその来なかった原因ってなんなの?」
藤崎がつい聞いてしまった。
「それは当時譲二君と同じ7番を着ていた…」
「俺の事かい?」
背後から声がしたそこには身長が170ぐらいの人がいた。
「ジョウジ!」
陵駕が叫んだ。
ピくッと反応した譲二。
「まさか、譲治までいるなんて。」
「偶然だねぇー俺と同じ名前のやつが同じ7番のユニフォームを着て同じプレースタイルなんてね」
その男はすたすたと譲二にちかずくと、デコピンをした。
「ま、俺の苗字は瀬良だし、漢字も違うけどね。それに…俺の実力には程遠い!」
譲二がカチンとして言い返そうとしたがその時には校長に話しかけた。
「おっす。榑林(くればやし。校長の苗字)!元気?」
校長にも気軽だった。
「おい!譲治!誰のせいだと思ってんだあの事件は!」
そう言う陵駕。
「はいはい!どうせ全部俺のせいですよ!俺の勝手な意地の!」
「どういうことです?」
「あ、すみません校長!あの時は譲治の意地で言わなかったんですが、…今ならいいよな?譲治」
「ああ、」
「あの時は譲治が勝負のために抜け出したんです。」
「なんだ考えていることはいっしょか?」
陵駕の話はまた中断した。
すると後ろには3人の人が。
「おお、お前達まで。」
その3人は160程度の低身長の人と2mはあるビッグマンそしてすらっとした眼鏡をかけているのが譲治と同じ位の人だった。
160程度のは当時SGの3Pシューターの木場氏懸河今は社会人でバスケを続けている。
2mは当時Cのパワープレイヤー瓦屋美代治この人も社会人に進んだ。
眼鏡をかけているのが当時SFのフックシュート使いの大神純今は学者。
譲治はJBLらしい。
「じゃぁ話そうか歴史を!」