GWだし、創作のこととか思っていること感じていることを書いてみた
ごきげんよう、ひだまりのねこですにゃあ。
皆さま、GWいかがお過ごしですか?
昨日は凄い雨、夏向けの寝具に変えてしまったので今朝は寒さで目が覚めてしまいました。
今もお天気は良いのですけれどとても寒いです。
さて、私は小説を書き始めて四年目、絵を描き始めて三年目に突入しております。
始めた頃は、小説と絵、両方やったらどちらも中途半端になるのでは? という危惧をしておりました。
いや――――実際どちらも中途半端なのは間違いないんですけどね。
身体は一つしかないし、時間は限られている。
小説を書いている間は絵は描けませんし、絵を描いている間は小説は書けない。
毎日言うことを聞かない身体を引きずりながら――――
歯を食いしばりながら力と時間を使い果たして――――ようやく得られた十分という時間。
焦りと絶望の日々の中で、私が生きていると実感できる時間。
少ないんですよね……足りないんです。
十分じゃ連載一話分の下書きくらいしか書けませんし、イラストのラフしか描けない。
一気に書き上げて描き上げたい私にとっては――――
辛い――――苦しい――――でも――――
続きを書くために明日も生きなければならないと強く思う。ギリギリで折れそうな心で祈る。
創作は楽しい。絶望の中でも――――いいえ、絶望の中でこそ輝く魔法。
食べるためじゃない、生きるためでもない、続きが書きたいから、もっと上手くなりたいから残りカスみたいな時間を必死に掻き集める。
だからこそ――――必死に頑張ったのに時間が取れない日は辛い。本当に苦しい。
創作は毒にも薬にもなる諸刃の刃。
創作を知らない方が幸せなのかもしれない。この世界で生きてゆくには心と感性を殺した方がきっと生きやすいから。
時間が欲しい。
私には時間が無い、時間が無いのに好きなことにそれを使うことが出来ない。
焦る――――でも焦る時間すら惜しい。
思考の悪循環はぐるぐる無限ループすることをやめない。
毎日思う ふとした瞬間に想う
生きてゆくのが辛い、
命の蝋燭の残り時間がわかるのなら――――最後は書きながら――――描きながら――――
そんなことを夢想する。
私にとって創作は呼吸と同じ――――生きることと同義なのです。
重く疲れた身体とすり減った心で世界を眺める。
この世界は残酷だ。皆疲れた顔をしている。
私が帰るときに働いている人がいる、私が寝ている間に頑張っている人がいる。
わかっている――――私だけが苦しいわけじゃない。
別に楽に生きたいわけじゃない。ただこの世界に生きる皆が笑っていて欲しいと思う。
作り笑いでも愛想笑いでもなく――――皆が心から楽しんでいる――――そんな世界で私は生きたい――――生きていたい
創作は楽しい。私の心が癒される。創作の世界で私は神さまだから。
私が大好きな人たちがいて――――みんな幸せになって欲しい
うん、大丈夫、私がなんとかしてあげる。
ハッピーエンドは大好きだけど――――
ハッピーなことに終わりは作りたくない。
いつまでも続く物語を私は書きたい。
小説を書いて四年目ともなれば、周りの創作仲間にも嬉しいことが増えてくる。
コンテスト入賞、書籍化、コミカライズetc
ずっと見ていればわかるようになる。
そろそろだろうなとか、ああ、本気で狙っているんだな――――とか。
だから意外性はなくて――――やはりこの世界はなるべくしてなっているんだと再確認することになる。
羨ましいと思う気持ちは少しある。それ以上に良かったねと思う気持ちが強いだけで。
創作の喜びを知っている仲間が報われることが嬉しい。ただ忙しくなってあまり会えなくなるのは少し寂しいけれど。
私には時間が無い。
でも――――アイデアは無限にあるし――――目指す頂は見えないほど高い。
ちゃんとプロットを作って、推敲を繰り返して、完成度を高めるやり方は私には出来ない。
線を綺麗に整える時間があるなら、一本でも多く線を引いて次の絵を描きたい。
限られた時間でたくさん書いて描きたい。もっと速く、もっともっと――――
そうしなければきっとパンクして破裂してしまうから。
初心者な私が――――いつのまにか中途半端な私になった。
楽しい、嬉しい、書きたいことが以前よりも書けるようになることが。描けなかったものが形に出来るようになることが。
絵は一朝一夕には上達しない。
むしろ描けば描くほど自分の出来なさに泣きたくなる。
それでも描き続けて、どこかの時点で過去を振り返った時――――ああ、少しは上達しているんだとようやく実感できる。
なりたい未来を想像しながら、変わらない現在を積み重ねて、時々過去を振り返って自らの立ち位置を確認する。
地味だけど、それはたしかに私が生きた証で――――消えることがないもので。
絵を描いて良かったと思う。中途半端なりに小説に良い影響をもらっていると実感している。
このまま続ければ――――もう少しマシな中途半端になれるという確信がある。
時間も無いし、現実は私に書けない状況をこれでもかと突き付けてくる。
でも――――書かない理由にはならない。私が描くことをやめさせることは出来ない。
早く書いてくれと急かしてくる。
この世界に存在する本を読み切ることが出来ないように――――死ぬまで書き続けても――――それ以上に書きたいことが湧き上がってくる。
困ったな。嬉しい悲鳴だね
でも誰かに手伝ってもらうわけにもいかないし助けは求められない。私の中にあるものは私だけのものだし、私にしか出来ないことだから。
結果が出なくて辞めてしまうことを止めるつもりはないけれど――――
続けることでしか辿り着けない場所がある。見えない景色がある。
私にはいつか書いてみたい物語がある。
描いてみたい絵がある。
でも――――今の私には書けないから、描けないから――――大切に心の奥にしまっている。
下手だと感じること、未熟だとわかることは恥ずかしいことじゃない。
まだ自分に伸びしろがあるということだから。
私よりすごい小説を書ける人も、上手に絵を描ける人も星の数ほどいるけれど――――
私より私を楽しませることが出来る人はいないから。
来年の私が見てみたい。
三年後の私はきっとすごい。
ワクワクするよね、だから辛くても生きることは諦めない。
私は何も持っていないし――――失うものはほとんど残っていないけれど――――
燃えカスのような熱でも燃え盛る創作という永久機関を持っている。
抱えきれないほど、抑えきれないほどあふれ出る想いがある。
私はまだ本気を出していない――――最終形態ですらない
明日の自分という最強の敵に毎日完敗しながら――――それでも――――だからこそ書いて、描き続ける。
だって昨日の私に負けるわけにはいかないからね。