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乙ゲークリアしたよぉ〜!!

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

全く興味なかったのに、ドツボにハマるのはよくある事。

結果、箱推しになりそうです。

友人と久方振りに合うことになった。そして私達は次会う時までに些細な約束事をした。

「次会う時までに、君から勧められた乙ゲーの誰か、攻略完了しておくよ」

というものだった。


友人は私に会うやいなや、早速口を開く。

「昨日漸くエンドまで行ったんだけど、とーっても面白かった。此処までで4000円の価値はあると踏んだよ〜」

彼女はスマホを開くと、昨日解放したばかりであろうスチルを此方に見せる。どうやら、私が進めた通りに攻略を進めている様だ。

彼のストーリーは真相から最も遠い。これから攻略を進めて行くうちに、徐々に明かされる故に、まだ始まったばかりである。

「最初、メインヒーローの事、『未来の旦那』って呼んでたのね、でも進むに連れて段々、『生涯の友』って呼ぶ様になってた」

「良い奴だよね。ギャルゲーの友人ポジもあんな感じだから、ちょっと懐かしくなった」

私は当時プレイした事を思い出す。何かと気遣ってくれて、此方の言いたいことを代弁してくれて、『本当に良い奴だな……』と思った事は数知れない。

このゲームに出てくる攻略対象基、味方サイドは皆良い奴なので、彼に限った話ではないのかも知れないが。

「最後の告白シーンで思わず唇噛んじゃった。でも傷心している攻略対象キャラには膝枕って相場が決まってるから、それだけがちょっと残念だったかな。

あと、○○さん、途中から立ち絵もなくなってたけど、どこ行ったんかなって思ってた。出番全くないの。名前だけ出てるの。ちょっと同行が気になった」

「あのシーンで落ちる人は結構多い。可愛いよね」

普段強がっている子が、泣きながら『お前が好きだ』というシーンに胸を打たれたプレイヤーは多い。まぁ、それらを全て差し置いて、君の言う『未来の旦那』は物凄いのだが。

今は黙っておこう。

「まぁ、楽しみにしていなよ。まだ序盤なんだから」

乙ゲーは何度もループする事で全ての真相が分かるように出来ている。気楽にやりなはれ。


おまけ

「ところで、攻略サイトも見ないでストレートベストエンドしたの?」

「いや、バッド行きそうなときには、選択権爆速で変えた」

うん。君はそういう子だ。

私は吹き出すのを堪えて、黙って頷いた。

最初は土地を目的に進めてたんですよ。

馴染みの土地だし、聖地巡礼し放題だし、してきたし。

って。

でも、出な〜い!!∪︎・ω・∪︎

よく出るところはもう閉店してました(´◉ω◉)


それでもいつの間にか、ヒロインちゃんと攻略対象の幸せを見守ってました。

時に微笑ましく、時にぶちギレ、時に涙しながら、ハッピーエンド迎えました。

惚れた輩が弱ってるときは、膝枕って相場が決まってるない? ちゃうの? とか思ったのは私だけです。

ふふふ。楽しかった。とっても。


未来の旦那を攻略しないルートでは、生涯の友になるんだと思いました。

良い奴だった。ギャルゲーならば、親友ポジです。


途中から他の攻略対象が立ち絵もなくなってきた、別の攻略対象。

今ごろ○○さんどうしてんのかなーとか思ってました。


攻略対象以外との会話で、バッドエンドに爆速するので、頼むから君(攻略対象)だけ出てくれ。そして選択させてくれ。お願いだから。

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