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魔法使うの簡単って言ったやつ誰だよ  作者: 挂甲はにわ
第1章 魔法を使うには
3/6

職業神殿

ええやん気に入った!って方は、続きはよ又はあくしろよと思っていてください。


明日は職業適性検査だからワクワクして眠れない――――


「ケテル様、早く起きるっす」


―――なんてことはなく、ぐっすり眠っている俺の体をソーニャが揺すりながら起こす。


「ん…あと3時間だけ…」

「3分なら許しますが3時間はダメっす!」


今いいところなんだ!あと…もう少しで雷龍の〇修行がクリアできるから!


「はぁ…仕方ないっす、お願いしますシーラ様」

「まかせて」


ハートは残り4個…行けるか―――


「とう」

「ぐぇっ⁉」


シーラは助走をつけて腹の上に乗っかった。


「おきた?」

「ああ、肺の空気と共に眠気も一気に吹き飛んだよ…」

「それはよかった」


(いくない、脇腹に膝が刺さっているから!)


気怠そうな目の奥を輝かせているのは、妹のシーラである。

こちらは母親と同じ白髪で、背中まで伸ばしている。


「うぐっ…そろそろ起きていい?」

「うん、いいよ~」


そう言いつつさらに抱き着いてくる。


「あの…本当に急いでもらわないと不味いっす」

「あー…帰ってきたら一緒に遊ぶから退いてくれる?」

「うん、わかった」


そう言って体から降りた。


「よし、行こうか」

「うん」


ぱぱっと準備を済ませて玄関に向かった。


「お待たせしました」

「やっと来たか、行くぞ」


父親の後ろに続いて馬車に乗り込んだ。


「お前はどんな職業になると思う?」

「そうですね…理想は支援術師か鑑定術師がいいですね」


(個人的には錬金術師とか回復術師がいいけどね)


「わたしは、にんぎょうつかい」

「人形使い…ね」


人形使いは名前の通り人形を操ることができる能力だ。

人形といっても土で作られたゴーレムなんかも人形として扱われる。


^~


「ここが職業神殿だ」

「ここが…」

「すごくおおきい」


上から下へと見渡していく。壁はオフホワイトのような、くすんだ白色をしている。

屋根の下によく分からない紋章があって、金や銀だけでなく宝石も使われているようだ。

建物自体は神殿というより教会に近い形をしている。

そんなことを考えながら見ていると…


「ほら、早く来るんだ」

「にいさま、はやくはやく」

「い、今行きます」


急いで二人のもとに行き、中を覗く。最初に目に入ったのはステンドグラス。

この世界を創った言われている神が描かれており、黒色のガラスで輪郭だけしかないが、中に差し込む光によって神秘的な雰囲気を醸し出している。

次に目に入ったのは大きな石像。服は全体的に波打っており、片方だけ肩が出ていて古代ローマ人が着ていた服に似ている。

右手は斜め上に伸ばし、左手には本を持っている。

髪は短くストレートで顔は整っているが、目の部分は窪んでいるだけだ。


「ようこそ職業神殿サンタース支部へ」

「マーカスだ。今日は息子の職業適性検査を受けに来た」

「はい、ではこちらへどうぞ」

「私達はここで待っているから早く行ってこい」

「分かりました」

「はやくかえってきてね」


シスターさんに連れられて奥の部屋へと入った。


~^


部屋の中には机と、さっき見た像を小さくした物が置いてあった。

ただしさっきと違い足元には頭サイズの球が置いてある。


「では、この球に手をのせて下さいね」

「分かりました」


球の上に手を置いた瞬間光りだした。目を細めてみていたが、やがて眼が開けられなくなった時―――


よく来たねケテル君。それとも―――

洋二君といった方がいいかな?


石像と同じ人物が目の前に現れた。




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