い つ も の
気まぐれで書いてみたものです。ええやん気に入った!って方は、続きはよ又はあくしろよと思っていてください。
俺の名前は洋二、どこにでもいる普通の社会人だ。大企業の下請け会社の工場で働いて7年になる。
俺は大学に行かず働きに出た。理由は家業を継ぎたくなかったからだ。決して、そう決して船に乗れなかったから、家業を継ぐのを諦めたわけではない!
……何を必死に誤魔化しているんだろう…。別に誰かに話しているわけでもないのに。
いや、多分目の前の現実から目を逸らす為に頭の中でこんな事を考えているのだろう。だって――――――
「うえぇぇぇん!!」(何で赤ん坊になってるんだよ!!)
「どうしたの、ケテル?」
俺の泣き声を聞いてやってきたのは、この家の姉兼メイドのマリーだ。
髪の色は銀色に近い白髪で、髪の長さは肩に掛かる長さだ。
何故姉がメイドをしているのかというと、家の爵位が低いからだ。
俺の家は準男爵という貴族らしい。準男爵は下のほう…所謂下級貴族なのだそう。
下級貴族の娘は上級貴族の令嬢のお世話をする為に5歳からメイドとして働くのだが、マリーはメイドとして雇ってもらえてないのだ。
(貴族令嬢としての素養が無いからかも知れないが…)
「おなかすいたの?オムツのこうかん?」
いや、ちょっと現実から目を逸らしているだけだから、下をめくらないでくれ!
「うぁー」
「うーん…やっぱりおなかすいてるのかも!ちょっとまっててね」
そう言って部屋を出て行った。
「私が居るとはいえ赤ちゃんから目を離すのはいただけないっすねぇ…」
そう呟いたのはメイドのソーニャ。茶色…というよりは青銅に近い色をした髪で、長い髪を一つに束ねている。
(やっぱりそう思うよな、僕もそう思います。)
「おまたせ~。はい、あーん」
そう言って皿の中に入ったお粥?のようなものをスプーンに掬って口に押し付けてきた。
「ぶぅー」
「むぅ…なんでたべてくれないの?」
いや、そんなに押し付けたら食べにくいし…。そもそも一人で食べられるのになんで食べさせるんだ?
そんなことを思っていると、次第に涙目になっていくマリー。
「マリー様、もう少しスプーンを離してあげるっす」
「?」
せっかく食べさせているのになんで?みたいな顔をしている。
「口の中に押し込まず、少し離して下唇に近づけるような感じっす」
ソーニャが実際に実践してくれるようだ。されるのは俺だけど。
「大丈夫っす、あーん」
「んぁー」
マリーとは違い、唇に触れるか触れないかの位置にスプーンを持ってきた。
「こんな感じっす。さ、マリー様も」
そう言ってマリーにスプーンを渡した。
「こ、こうかな?」
ソーニャと同じように口の前でスプーンを止めている。…食べるかー。
「あ、たべたたべた!」
「良かったっすね。マリー様!」
(もうピンチ把握できるようになってきたから、そろそろ自分で食べたいんだがな…)
俺は、マリーの腕を掴んでスプーンを取ろうとした。
「あうー」
「そんなにあわてなくても、ちゃんとたべさせてあげるからね」
違う、そうじゃない。合っているが違うんだ。そんなことを思いながら今日もご飯を食べて寝る。
あ、こんな物語良いな…。と思って"適当に"←(ここ重要) 書いています。
その日その時の気分で書いている内容が変わりますので、話の内容が飛躍することがあります。
ご理解とご了承を賜りますようお願い申し上げます。